吉野家が店舗&期間限定で販売している「厚切り豚角煮定食」が、大食いの人たちを大いに喜ばせている。
「厚切り豚角煮定食」は、7月25日から関東の15店舗にて数量限定で販売されている特別メニュー。価格は税込み1084円と1000円の壁を超えてはいるものの、ご飯の増量とおかわりが無料になっているため、値段以上に満足できるはずだ。
実際にオーダーしてみると、かなり大きめの角煮が火のついた五徳で提供される。この時期、熱々の鉄鍋に躊躇するかと思いきや、店内は十分に空調が効いているため、むしろこの熱気がありがたいぐらいだ。しかも厚切りなのに箸で簡単にホロホロに崩れる柔らかい肉と、甘辛いタレが食欲をそそることそそること。数切れでご飯の半分は食べられてしまうため、大盛りorおかわりは必須だろう。
この甘辛ダレに飽きてきたら、同時に提供される半熟卵を絡めて“味変”もできる。また、いつもの牛丼も食べたいという人には、こちらも店舗限定で「厚切り豚角煮・牛定食」が税込み974円で提供されているので、近くに販売している店舗があればチャレンジしてほしい。
「吉野家では7月29日から牛丼(並盛)の店内飲食は、従来の468円から498円へと30円の値上げを実施しています。昨今の原材料価格の高騰や物流費、人件費の増加もあり、もはや値上げはやむを得ないとも言えますが、代わりに今回の『厚切り豚角煮定食』や、全店で展開する『厚切り牛たん・牛皿御膳』などの期間限定メニューで、消費者の関心を集めたいところでしょう」(グルメライター)
牛丼の値上げには賛否があるが、税込み498円とワンコインを死守したことで、吉野家ファンの間に安堵感が広がっているのは確か。普段は牛丼で済ませる人も、この限定メニューの機会にたまの贅沢を味わってみるのはいかがだろうか。
(ケン高田)