佐野海舟のマインツ合流は“代表復帰”への足掛かりになるか

 サッカー・ドイツのブンデスリーガ、マインツが、元日本代表MF佐野海舟がチームに合流し8月から合宿に参加することを正式に発表した。

 佐野は一時帰国中だった7月14日、不同意性交容疑疑で逮捕。同29日に釈放されたことが明らかになり、佐野本人も「ご期待を裏切り、ご迷惑をおかけしましたことを深く反省しております」と所属するマネジメント事務所を通じてコメントを発表。今後の動向が注目されていた。

 マインツ側は、「日本の検察の捜査が終了したことを確認した」として、合宿招集に踏み切った。

「マインツは佐野と4年にわたる長期契約を結び、前所属クラブであるJ1鹿島へ総額6億円にも上る移籍金を支払っている。ここまで高額な投資をしている以上、それを回収したいと思うのは当然の話」(夕刊紙記者)

 佐野にとっても、マインツとの契約が破棄されるようなことがあれば、サッカー選手としてこれまで積み上げてきたキャリアがゼロになるところだった。

「ネットでは日本代表への復帰を望む声が飛び交っているようですが、現時点ではかなり難しい状況。日本サッカー協会(JFA)、そして何よりパートナー企業(スポンサー)は複雑な思いでいます」(前出・夕刊紙記者)

 まずはブンデスリーガで結果を残すところからか。

(小田龍司)

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