コンビニ大手「ファミリーマート」と「日清焼そばU.F.O.」の公式アカウントによる“不穏なやり取り”が話題となっている。
7月1日、ファミリーマートのXアカウントが「試作品できた。これなら大丈夫だろう。(日清が爆盛にしろ、爆盛にしろってうるさいんだよな・・・)」とつぶやき、焼きそばパンの写真を公開。なにやら愚痴のようにも聞こえる投稿に注目が集まった。
すると、今度は日清焼そばU.F.O.の公式アカウントが「爆盛にしろって言ってるのに、全然爆盛にならないな。これじゃファミマとコラボできないな。。。」と引用リツート。どうやら両社の間で焼きそばパンのコラボを企画しているようで、消費者の期待をあおるための“匂わせ”だったようだ。
このやりとりに一部のXユーザーからは「なんて巧みなSNSマーケティングなんだよ!」などといった声が相次いだ。こうなるとどんな爆盛焼きそばパンが登場するのかと期待感が高まったが、翌2日、ファミリーマートから「U.F.O.ぶっ濃い濃厚爆盛焼そばパン」が発売された。
「Xでは試作品についてのやり取りがされていましたが、その翌日に新商品が発売されたのですから、話題作りのためでしょうね。もっとも実際に発売された爆盛焼きそばパンは、想像以上に大きかった。実際の大きさは、長さ20センチ弱、横幅は8センチほどでパンの間には焼きそばがぎっちり詰まっています。実際に焼きそばの重量を量ると約160グラムほど。これは実際のカップ麺U.F.O.の半分以上の量になります。どうやら日清側の『爆盛にしろ』の注文が無事通ったようですね(笑)」(グルメライター)
両者のやり取りに、Xでは「ラ・ムーの焼きそばパンくらい盛らないと日清さんは満足しなさそう」と、ビニール袋に焼きそばが詰め込まれ、かろうじてその隙間にパンが見えるという想像をはるかに超えた激安スーパー「ラ・ムー」の焼きそばパンの写真を投稿する人もいた。
ラ・ムーの焼きそばパンのそばの重量は260グラム前後あるが、さすがにこれは極端すぎる例。ほとんどの人はファミマの「U.F.O.ぶっ濃い濃厚爆盛焼そばパン」でお腹いっぱいになるはずだ。
(ケン高田)
*画像はイメージ