我々の生活にとって身近な「Vポイント」や「Ponta」「dポイント」などの共通ポイント。日々の買い物や食事などで貯めたり使用したりしている人も多いだろう。
多くは「1ポイント=1円」で買い物などの際に利用するが、実は、1円以上の高いレートで使える方法があるという。
「海外で使うとレートが高くなるケースがあるのです。ポイントの種類や国・地域によっても異なりますが、1ポイントあたりの価値が10~50%程度高くなっているんです」(共通ポイントの仕組みに詳しいマネー誌編集者)
例えば、dポイントは韓国の「Lポイント」と1:10の比率で交換でき、手続きも公式アプリ上で行うと一瞬で処理できる。Lポイント10ポイント分が10ウォンになり、日本円に換算すると約1.14円(6月2日現在、以下同)。つまり、日本より韓国のほうが14%もお得というわけだ。
「韓国よりdポイントの価値が高いのが台湾です。現地の『HAPPY GOポイント』との交換率は1:1ですが、4ポイントで1台湾ドル分(約4.85円)の買い物ができます。つまり、1ポイントは実質1.21円になるのです」(前出・編集者)
さらにお得なのがハワイでのPonta使用だ。現地では1ポイント1セントとしてそのまま利用可能で、日本円に換算すると約1.57円と、超ハイレートなのだ。
「ただ、交換レートが見直される可能性はあります。実際、ハワイではPonta同様、かつてはdポイントも1ポイント1セントでしたが、4月から0.66セント(約1.04円)に下げられています」(前出・編集者)
とはいえ、国内で貯まったポイントを海外でまとめて使うという利用法は、決して悪い選択肢ではなさそうだ。
「旅行前に航空会社のマイルやクレジットカードのポイントをdポイントやPontaに集約しておくのもオススメです。現金やクレジットカードで買うよりも割安ですし、現地での出費を抑えられます」(前出・編集者)
お盆休みやシルバーウィークに海外旅行を計画している人は参考にてみてはいかがか。