膳場貴子はバラ、荻上チキ氏は盆栽…「サンモニ」に“背景差別”の指摘

 1987年10月にスタートしたTBS系「サンデーモーニング」。今年の4月から関口宏(80)に代わって、MCを務めているのはフリーアナウンサーの膳場貴子(49)。総合司会がおよそ30歳若返ったこともあって、番組全体にも華やいだムードが漂っているが、「膳場さんの背景だけ豪華ですね」「背景のギャップがありすぎ」などと“背景差別”を指摘する声が相次いでいる。メディア誌ライターが解説する。

「スタジオの中央、つまり膳場貴子アナの真後ろには色とりどりの花が飾られていました。数えたところ、クイーンエリザベスと見られるピンクのバラが7輪。ふんわりとした球形の花が特徴的なアリウムが添えられていました。関口さんが司会を務めていた時でも、これだけ華やかな花が飾られていた記憶はありません。スポーツコーナーで膳場アナのアップがたびたび映し出されるのも、過去にはなかった“演出”と言えるでしょう」

 膳場アナの背後に豪華な花が飾られていることで、他の共演者とのギャップが際立ってしまったようで…。

「評論家でラジオのパーソナリティーを務める荻上チキ氏の背景には松の盆栽が1鉢置かれているだけ。TBS系の『報道1930』キャスターの松原耕二氏の後ろにも花瓶が置かれていましたが、小さなひまわりが生けてある程度。膳場アナのバックと比べるとどうしても貧相な印象を受けてしまいます」(前出・メディア誌ライター)

 番組中盤で取り上げたのは、静岡県知事選の応援演説で上川陽子外相が述べた「この方を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」という発言。コメントを求められた毎日新聞論説委員の佐藤千矢子氏は「女性に直接、子供を産めと言ったわけではないんですけど」としながらも、「うまない女性は失格である、と意味としては受け取れてしまう」「私もうんでないので非常に不愉快な感じを受けました」と厳しく批判。熱弁をふるうなか、背景に映り込んでいたのは荻上チキ氏と同様、1鉢の盆栽だった。

 盆栽そのものは悪くないが、バラと比べると彩りの面でどうしても見劣りしてしまう。バラに添えられたアリウムの花言葉は「円満」「正しい主張」。余計な詮索を防ぐためにも、“背景格差”をなくすべきかもしれない。

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