俳優の伊藤健太郎が、4月27日スタートの「SixTONES」森本慎太郎主演のドラマ「街並み照らすヤツら」(日本テレビ系)に出演することが決定した。
同ドラマは、さびれたシャッター商店街でケーキ屋を営む店主・竹野正義(森本)が、大切な店や家族を守るため悪事に手を染めてしまうことから始まるヒューマンエンターテインメントという。伊藤は竹野の運命を左右する重要人物を演じるのだとか。
伊藤は、2018年放送の「今日から俺は!!」(日本テレビ系)の伊藤真司役でブレイク。その後は数々の話題作に出演し、まさにこれからという時の20年10月、ひき逃げ容疑で逮捕され、不起訴処分になったものの表舞台から姿を消した。しかし21年には「FOD」などで配信されていた「東京ラブストーリー」が地上波(フジテレビ系)で放送され、ついに本格的な地上波ドラマ出演が叶ったというわけだ。
伊藤は「僕が演じる役は、物語の中でポイントになってくる役だと思います。正義や商店会へかかわっていくことで、物語がより面白くなってくると思うので、いいエッセンスになれるよう、精一杯頑張ります」と気合十分。ただ、ドラマファンからは早くも冷ややかな視線が向けられている。
ドラマライターが語る。
「この日テレ『土ドラ10』枠は本来、漫画家・西炯子氏の『たーたん』を原作とした、ムロツヨシ主演のドラマが放送される予定でした。しかし映像化にあたっての改変で原作に忠実ではないシーンが発覚したことから、制作が中止に。そこで急きょ、オリジナル脚本の本作に差し替えになった経緯があります。時間が押し迫る中、日テレ出演歴の多い伊藤に白羽の矢が立ったようですが、『タータン』のファンが冷めきっているのに加え伊藤に対していまだ厳しい目もあり、放送前から評判は振るわないようです」
当初、伊藤の本格的な地上波復活は自動車メーカーなど大手企業のCMが入りづらいことから、まだ先になると見られていた。伊藤自身もタナボタ的に役が回ってきて驚いているのではないだろうか。このチャンスを活かせるかどうかは、本人の演技力の成長次第だろう。
(ケン高田)