2025年に開催予定の「大阪・関西万博」が一向に盛り上がらない。
4月15日には公益社団法人「2025年日本国際博覧会協会」が、万博の公式スタッフ用ユニフォームの一部を発表。暑さ対策や着心地、機能性、耐久性などに配慮した素材を使用しているという触れ込みだったが、SNS上では「これでいいの? マジで?」「センス終わってんな」などと酷評が飛び交っている。
センスの悪さが指摘されているのは、公式キャラクター「ミャクミャク」も同様だ。3月13日には大阪市役所玄関前に機運醸成の一環で設置された623万円のミャクミャクのモニュメントに傷をつけられているのが見つかり、大阪府の吉村洋文知事は「許されるものではない」と怒りをにじませた。
また4月13日に新しく公開された万博のコンセプトムービーも振るわない。Xの万博公式ライセンス商品アカウントでは「いのち、ワクワク。コンセプトムービー公開!ここから生まれるものたちが未来へのワクワクへと広がっていく」と期待感に溢れているが…。
「コンセプトムービーではミャクミャクが箱から飛び出し躍動感を表現していますが、視聴者からは内臓が飛び散っているように見えたようで、『閲覧注意』と指摘されています。もともとクリーチャーデザインとしては秀逸ですが、万博のマスコットとしては微妙という声が圧倒的でした。赤と青の色合いから、『イオンのお客様感謝デーか!』と突っ込む声も上がっていますね」(メディアライター)
大阪府と大阪市が昨年12月に実施したアンケートでは、ミャクミャクの認知度は全国で88.3%と高かったものの、多くの人が「キモイ」と感じている様子。最近は滋賀県彦根市のご当地キャラクター「ひこにゃん」の誕生日に駆けつけるなどイメージアップに必死だが、さすがに目が5つもある異形キャラでは、手放しで「かわいい!」とはいかなそうだ。
(ケン高田)