メッシ「香港戦だけ欠場」騒動で中国の怒りが収まらない「スポンサー契約の打ち切りもある」猛炎上

 米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミがおこなったアジアツアーで、香港との試合だけ出場しなかったアルゼンチン代表FWのリオネル・メッシ。このことに、中国国内では批判の声が沸き起こっているが、単なる不満の声では収まらない可能性も出てきた。

「メッシは1月29日にサウジアラビアでおこなわれたアル・ヒラル戦と2月1日のアル・ナスル戦には出場したものの、4日の香港リーグ選抜戦には内転筋の違和感を理由に欠場しました。これにはメッシ目当てに試合に訪れた観客たちは怒りをあらわにして『チケット代を返せ!』とブーイングを浴びせ、香港政府もメッシが出場しなかったことを『極めて失望している』との声明を発表したほど。中国国内でも大きな物議を醸していました」(スポーツライター)

 そんな中、2月7日に日本でおこなわれたJ1ヴィッセル神戸との親善試合に、メッシは後半15分から途中出場した。しかし、香港戦欠場からわずか4日後の日本での出場が、中国の怒りをさらに大きくしてしまったようだ。中国サッカー協会はアルゼンチンサッカー協会との提携を解消する可能性を示唆し、3月に予定されていたアルゼンチン代表との試合も中止になる可能性が高まってしまった。さらに、中国国民からはメッシの入国禁止を求める声も噴出しているという。

「それでもまだ気が済まない中国のネットユーザーは、メッシを広告に起用している中国の白酒ブランド『赤水河』に対して、メッシとの契約解除を要求しています。中国版SNSである微博(ウェイボー)では、《赤水河はメッシとの契約を解除すべきか》との投票が実施され、約80%がYESと回答しています。国内での不買運動につながることを恐れて、同企業がメッシとのスポンサー契約を解除する可能性も噂されています」(中国事情に詳しいライター)

 ファンや契約企業だけでなく政府間の問題にも発展しそうなメッシの欠場騒動。果たして解決の糸口は見つかるのか…。

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