テレビ朝日では、絵に描いたような激烈な同期出世レースが繰り広げられている。20年入社組の安藤萌々アナ(25)と渡辺瑠海アナ(26)の2人だ。
21年春。安藤アナは看板番組「報道ステーション」のスポーツコーナーのキャスターに抜擢されるや、愛くるしいフレッシュな笑顔でたちまち人気を集める。
すると同年秋、渡辺アナが同番組メインキャスターへと、まさかの大抜擢。安藤アナを一気に抜きさった。
ところが今春、再度の逆転劇が話題をさらったのだ。安藤アナがMCの座を奪い取り、渡辺アナはフィールドリポーターに回された。前例のない“ルーズヴェルト・ゲーム”の行方に熱視線が注がれている。
両者共に成蹊大学法学部政治学科出身というのも、ライバル関係を煽る構図となった。プライベートでも親密とされてきた両アナだが、同局スタッフは言う。
「現場で口論さながらのやり取りも珍しくありません。ただならぬ緊張感が漂っている。『報ステ』の打ち合わせでは、参加者全員が否定的な意見も突き合わせるのが恒例ですが、とりわけ渡辺アナは、安藤アナに対し『原稿を読むリズムをもっとよくできるはず』『準備が足りていない』などと手厳しい。対して安藤アナは思い当たるのか、しおらしい態度でアドバイスを聞いていることも」
アナウンス力で渡辺アナが安藤アナを上回り、圧倒しているのであろうか。
女子アナ評論家の丸山大次郎氏が語る。
「確かに落ち着いて貫禄のある、渡辺アナの方がキャスターとしての実力は一枚上手だと思います。一方で、知名度や人気では安藤アナが先行している。現にインスタグラムのフォロワー数を見ても渡辺アナが8.6万人、安藤アナは14.1万人と一目瞭然です」
甲乙つけがたいバトルだが、勝敗の決め手となったのは「潜在視聴率」だ。
「局内では安藤アナの方が『数字が期待できる』と見られているんです。今夏、『報ステ』でノースリーブでの『生ワキ全開シーン』を連発した。冬場になると、今度はピチピチニットを連日着用して惜しみなく胸元を強調しています。高視聴率が取れるのも、こうしたサービス精神の賜物でしょう」(前出・同局スタッフ)
この先も続くであろう「名勝負数え歌」だが、今回は“フェロモン放出度”で安藤アナが勝利した。