東京都心で最高気温27・5度を記録したのは11月7日の正午過ぎ。1923年11月1日の27・3度を上回り、100年ぶりに11月の最高気温の記録を更新した。
同日放送のテレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一 モーニングショー」は、荒れ模様となった朝の天気を神奈川県横浜市の桜木町駅前から伝えたのだが、元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏の不用意な発言が物議を醸している。
画面に映し出されているのは強風の中、駅へと向かう通勤客。番組MCの羽鳥慎一アナは「南風ですから、気温のほうがはそれほど下がらず、上着脱いでいる方もいらっしゃいますけど」と前置きして、「どうですか?昨日から今朝にかけて」と玉川氏に尋ねるとこうコメントした。
「暑かったですね。夜ね。久しぶりに夜中、目が覚めてエアコン付けましたもん。調べてみたら、最低気温が23度くらいですよ。これって最低気温23度って9月ですよね。まだ暑いって言われている時に、もうちょっと涼しくなるといいな、くらいの時が最低気温23度とかそういう感じなので、昨日は9月くらいの夜だったっていう感じですね」
これにSNSでは《23度でエアコン?節電せな》《原発に反対して23度でエアコンつけるなよ》《夜中は太陽光発電してないよ》《火力発電に感謝しないとね》などと辛辣なコメントが寄せられていた。
「前日6日の放送で、世界的な異常気象や食糧危機を特集した際、石原良純さんが唐突に『原発再稼働ってダメですか?』と玉川さんに提言。そこから玉川さんは『再生可能エネルギーは地球のエネルギーですよ』とエネルギー不足を否定。『足りないじゃないですか』『足りなくないですよ』と大激論に発展しました。声を荒らげる石原さんと玉川さんに挟まれた山口真由さんが困った表情を浮かべていたのが印象的。再生可能エネルギーの可能性を信じて疑わない玉川さんだけに、節電の意識は低いのかもしれません。とはいえ、太陽光発電は冬季にかけて発電量が落ちるのは常識。6日の夜は、気温は高くても風はあったので、窓を開けるなどして室温を調整すればよかったのでは…」(メディア誌ライター)
円安やウクライナ侵攻の長期化で日本のエネルギー不足が懸念される中、「23度でエアコンをつけた」という発言は批判を浴びても致し方ないかもしれない。