テイクアウトの牛丼にサービスの紅生姜は何袋まで持ち帰っていいのだろうか。自民党の小泉進次郎元環境相は10月31日までに更新したインスタグラムで、衝撃的な牛丼の写真を投稿した。
進次郎氏はインスタグラムで「今日のランチは、国会内の吉野家の牛丼。紅生姜好きなんですが、ちょっと今回は入れすぎました」と綴り、牛肉が約8割隠れるほど大量の紅生姜をかけたテイクアウトの牛丼の写真をアップ。
続けて「吉野家の牛丼に使用されている玉ねぎの端材(芯など)はスタートアップ企業によってパウダーになり、それがカレーに使われているそうです。今までは中国産のタマネギパウダーも使っていたものを国産に切り替えることに繋がり、地産地消にもなり、食品ロス削減にも繋がり、素晴らしい取り組みです」と大絶賛。「しかし、今回は紅生姜は入れすぎた…。美味しいけど」と結んだ。
進次郎氏の大量の紅生姜について、コメント欄では《紅生姜、美味しいですよね》《私もこれくらいが好きです》という声もあったが、《これは本当に入れすぎですね笑》《むしろ生姜丼ですね》《生姜はサービスとはいえ入れすぎでは?紅生姜を入れすぎる人が増えれば提供がされなかったり価格に反映されかねないので常識の範囲以内で入れて欲しいです》などと批判的な意見もあった。
テイクアウト用の紅生姜といえば2020年1月、とあるバラエティ番組で女優の飯島直子の行為が物議を醸した。飯島は牛丼店でのテイクアウトで紅生姜を10袋ほど持ち帰り、それがSNS上で擁護派と反対派に真っ二つに分かれ、大論争。その直後、「デイリー新潮」が紅生姜の個数(袋数)について、牛丼チェーン大手3社に質問状を送った。その結果、吉野家は1食につき3個、松屋は1つを推奨しているが必要数をもらうことができ、すき家は制限を設けていなかった。
「進次郎氏が利用した吉野家は3個までを想定。インスタグラムに上げた写真を見る限り、どう見ても3個ではすみません。明らかなマナー違反です」(週刊誌記者)
進次郎氏の報告には、もう1つ、気になる点があった。
「進次郎氏は、吉野家で使用されている玉ねぎの端材が再利用されてパウダーになり、それが中国産のタマネギパウダーから国産に切り替わることにつながると綴っています。しかし、吉野家のHPを見ると、23年11月1日現在、玉ねぎの原産国は中国と日本。吉野家の玉ねぎの端材を再利用したパウダーには、中国産も含まれることになります」(前出・週刊誌記者)
吉野家のことをもう少し勉強したほうがいいかも。
(石田英明)