2023年1月の第99回箱根駅伝で、55年ぶりの出場を果たした立教大学体育会陸上競技部男子駅伝チーム。その立役者となったのが、38歳の若き監督の上野裕一郎氏。まさかの電撃解任となった。
立大は創立150周年となる2024年、第100回の記念大会を迎える箱根駅伝出場を目指し、18年11月から「立教箱根駅伝2024」事業を展開。その一環として、現役陸上選手でもある上野氏を男子駅伝チーム監督として招聘した。上野氏は09年、世界陸上・男子5000メートル日本代表に選ばれたほどの実力者。23年5月に行われた陸上の「ゴールデンゲームズinのべおか」の男子5000メートルでも好タイムを記録するなど〝日本一速い監督〟と呼ばれている。
その上野氏の〝裏の顔〟が暴かれたのが、10月11日配信の「デイリー新潮」。記事によると、上野氏は妻子がいるにもかかわらず、同陸上競技部員の女子学生と男女の関係にあったという。監督と部員の禁断の恋でもある。同誌は不貞現場も目撃しており、陸上部のワンボックスカーを利用していることも発覚。2人は夜、駅伝チームの寮から車でコンビニなどへ移動し、その駐車場に停めた車内の後部座席で、1時間以上も過ごすこともあったとか。
10月12日配信の「スポーツ報知」WEB版によると、立大が上野氏を解任したことが同11日にわかったという。不倫報道直後の超スピード解任だ。
「『デイリー新潮』によれば、2人の関係は部内では〝知る人ぞ知る仲〟といいます。2人の関係を知る部員、または部員から情報を得た人物がリークしたと考えるのが普通でしょう」(週刊誌記者)
さすがの上野氏も、まさか週刊誌に尾行されているとは思わなかったに違いない。実は上野氏、レース中は〝背後〟に執拗なほど神経を使うのだという。
「上野氏はレース中、後ろや横にいる選手をしばしば振り返る癖があるそうです。上野氏が国際千葉駅伝に出場したとき、解説の元マラソン女子選手の増田明美氏が、振り返る癖をしきりに指摘していたとか。不倫相手と車に乗っているときも、レース中同様に背後に気をつけていれば、現場を押さえられることもなかったかもしれません」(前出・週刊誌記者)
日本一速い監督だったが、禁断の不倫発覚から〝超スピード解雇〟となってしまった。
(石田英明)