世紀のロックスター殿堂入り「性豪列伝」(1)ミック・ジャガーはボウイ夫妻とベッドイン

 スキャンダルが発覚しようものなら、すぐさま活動自粛に追い込まれるのが日本の芸能界。だが、このたび往年の「本物のロックスター」たちの破天荒な生き様を記した、興味深い書籍が発売された。ストーンズ、クラプトン、エアロスミス、KISS‥‥、音楽史では紹介できないスターたちの「不道徳な性遍歴」はあまりに強烈すぎる!

「60年代から70年代にかけて活躍した世界的なロックバンドやロックスターは、実はものすごく狭い『村社会』の住民たちと言えます。スター同士が同じコミュニティで生活し、誰かの彼女や妻を寝取るなどは珍しくありませんでした。彼らの出した自伝などでもそういう下半身事情はかなりあけすけに語られていますが、発行部数が少なく割と高額なこともあり、マニアなファンしか知らない状況です」

 そう語るのは、7月18日に「不道徳ロック講座」(新潮社)を上梓した神舘和典氏だ。同書は公式の自伝やインタビューなど、ミュージシャン本人が語った情交事情、クスリや酒、そして下積み時代の超貧乏エピソードをベースに構成され、神舘氏が、

「書きながら『彼らはこんな恥ずかしい話をみずから書き残して、一体、何のメリットがあるんだ?』と思っていました(笑)」

 と言うほどの、刺激的な内容の一冊になっている(以下、カギカッコ内はすべて神舘氏)。

 ここで最も気になるのは、レジェンドによる「殿堂入り行為」の詳細だ。神舘氏が畏敬を込めて語る。

「ナンバーワンの性豪といえば、ローリング・ストーンズのヴォーカリスト、ミック・ジャガー(80)でしょう。彼はこれまで夫人、愛人、ワンナイトの相手が4000人以上いたと、詳細に取材されたドキュメントに書かれています。その内訳はミュージシャンや女優、モデルといった有名人が多く、中には友人であるエリック・クラプトン(78)の恋人、子供時代からの相棒であるキース・リチャーズ(79)の内縁の妻もいて、『えっ? そこまで行くの!?』と思わせるような関係の女性にも躊躇なく手を出すんです」

 同時期に何人もの相手と交際するのは当然とばかり、自宅に勤めるハウスメイドとも関係する。女性関係が切れたことはなく、世の中に知られているだけで5人の女性との間に8人の子供がいる。最年少は16年に生まれた6歳の息子で、ミックが73歳の時に授かった。「4000人」の中に含まれるのが女性だけではないのもミックのすごいところだ。初体験は男性が相手だったという。

「13歳になったミックは、交わりたいという欲望に駆られました。ですが、通っていた学校の寄宿舎には女子がいなかったため、同級生の男子生徒を対象にしたんです。女性相手の初体験はもっと遅く、大学時代に、アルバイト先の病院でイタリア人看護師と立っておこない喪失したんだとか」

 結果、スターになってからも、男女を問わずヤリまくった。クラプトンも関係があったと報じられた1人で、デヴィッド・ボウイ(享年69)に至っては、ミックとボウイ、そしてボウイの妻が良好な三角関係にあったと伝えられている。

「同時代のミュージシャンの恋人や妻だけじゃなく、クラプトンのように当の本人まで、ミックとベッドに入っていたと伝えられています。当時のロック界の相関図を書いたら、その『食物連鎖』のピラミッドの頂点にミックがいたことは間違いないでしょう」

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