完全なる「脱ぎ勝ち」二階堂ふみ、恐るべし!/令和女優カンヌギ映画祭(1)

 フランスで第76回カンヌ国際映画祭が盛り上がりを見せる中、日本でも令和のカンヌギ映画祭が幕開け。スクリーンで惜しげもなく甘美な肢体を晒し、女優魂あふれる艶技に観客の下半身はスタンディングオベーション。本家にも負けないサイコーの「パルム・ドール」の栄誉に輝くのは─。

「千里の道も一歩から、大女優の道は脱いでから」

 そんな格言があったかどうかはさておき、映画界の華と言えば、濡れ場抜きには語れまい。

 そこで今回は、令和の時代に完脱ぎした栄えある女優と作品名を〝本家〟のカンヌになぞらえてノミネート。「コンペティション部門」の最高賞パルム・ドールの受賞者を選出するため、映画評論家の秋本鉄次氏、映画ライターの前田有一氏、映画パーソナリティーのコトブキツカサ氏、芸能評論家の尾谷幸憲氏を審査委員に招き、ギンギンに熱くなる艶場面、肉感ボディを評価していただいた─。

 先陣を切るのは二階堂ふみだ。映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」(19年、松竹/アスミック・エース)と映画「ばるぼら」(20年、イオンエンターテイメント)で他を圧倒する完脱ぎを披露した。

「人間─」では、太宰治役の小栗旬に部屋で押し倒され、純白アンダーウエアを剥ぎ取られると、推定Dバストがこぼれる。それからスカートをまくり上げられ、深く突かれていく。

 前田氏はこう話す。

「小さめのバストトップがぴくんと勃っているのが、スクリーンでもはっきりとわかる。小栗もこの僥倖を前にして、迷わず口にしっかりと含んで味わっていて、役得にもほどがあります。宮沢りえ(50)や沢尻エリカ(37)も出演する中、完脱ぎしたのは二階堂だけ。この映画に誰もが期待する淫靡な面を一手に引き受け、その点だけでも宮沢と沢尻を圧倒しました」

 さらに翌年の「ばるぼら」では、稲垣吾郎と夜中に対面で激しく交わったかと思えば、朝にはりんごをかじりながらキッチンで立ちながらの行為。その後も下半身が繋がりっぱなしの艶技を連発するのだ。秋本氏が評する。

「二階堂の出演シーンは途中からほとんどマッパ。男女の営みも手を替え品を替え、やりきりました。それでいて、テレビ出演やCMが途切れることもない。脱ぎ損に終わる女優もいる中で、完全に脱ぎ勝ちですね」

 二階堂の弾力ボディについても「完璧に設計したかのような美巨胸」(前田氏)、「アポロチョコみたいな口に含みやすさを連想させる」(尾谷氏)と賛辞が並ぶ。続けて、尾谷氏は艶開花前の二階堂の素顔をこう明かしてくれた。

「中島哲也監督の映画『渇き。』(14年、ギャガ)で、私がキャスティングのお手伝いをする機会がありました。現場にも顔を出させていただいたのですが、ある日、神奈川県のアパートで撮影した時、役者の待機所が6畳間で狭かったんです。しかも大雨で気温が下がる中、彼女は『皆さん、寒くないですか?』と言って毛布を配ったり、温かいお茶を入れようと周囲のことばかり気遣っていて、こんなにできる子がいるのかと驚いたのを覚えています。一方で、タンクトップ衣装になると、すでに妙な色香を醸し出していましたね」

 これだけの実績がありながら、まだ三十路前とは、二階堂恐るべしである。

(つづく)

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