8月4日、フジテレビが、報道番組「Live News it!」(フジテレビ系)にて、テロップを誤ったと謝罪した。同番組は、京都アニメーション事件で犠牲になった武本康弘監督の同級生の話を伝えた際、テロップで「あんなアホいない」と表示したという。
「番組では、武本監督の同級生が『あんな天才いませんよ』と話した際、右上のテロップでは『あんなアホいない』と表示され続けました。その後、フジが正式に『多大なご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます』と謝罪。一部スポーツ紙によれば、担当者は『〈あんな天才いない〉と発注したが、生放送で作業に追われている中で、字が乱雑だったことなども重なり、〈アホ〉と表記してしまった』と説明しているそうです」(テレビ誌記者)
フジはこれまで、ドラマで使用した名刺のメールアドレスが「tsunami-lucky(津波ラッキー)」だったり、病院の「放射線科」を「放射能科」と表示するなど、不謹慎な演出を繰り返してきた。そのため視聴者からは「本当にただのミスなのか?」「フジだから故意の可能性を疑ってしまう」「普通なら判断できるはず」と、ネットが大炎上する事態となっている。
さらに8月2日の情報番組「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)でも、ありえない放送事故があったという。
「この日、番組では、日本のホワイト国除外決定に対して、韓国の文在寅大統領が『相応の措置を取る。正面対決を避ける道は日本が処置を撤回することだけだ』と表明したニュースをVTRで伝えました。その後、画面がスタジオに戻り、安藤優子キャスターが『韓国の相応の処置って何が考えられるんでしょう』と述べた瞬間、なぜか花やアニメのイラストが供えてある『京都アニメーション』の献花台の無音映像が、唐突に挿入されたのです。出演者も気がついていないのか、そのことに関する言及は一切ありませんでした。この謎の放送事故に対し、視聴者からは『これは酷すぎる』『フジは何を考えてるんだ』と、批判の声が相次ぎました」(前出・テレビ誌記者)
このようなミスが立て続けに起きたことで、視聴者のフジへの不信感が高まっていきそうだ。