フジテレビは3月15日、情報番組「めざまし8」（同局系）の金曜MCにモデルでタレントのトラウンデン直美と同局・岸本理沙アナウンサーが4月7日から担当することを発表した。金曜は現在MCを務めているタレントの谷原章介を含め、MCは3人体制となる。
トラウデンは現在、同番組のSPキャスターを担当。慶應義塾大学法学部卒の才媛でもあり、コメント力に定評がある。〝名コメンテーター〟として知名度を高めたのが、2019年11月に行われた天皇陛下の即位パレード「祝賀御列の儀」のNHK特別番組。「令和は今日、両陛下がお示しになられたように、一人一人が寄り添って協力する時代になってほしい」などと、丁寧な表現で自分の言葉を発信し複数のメディアから称賛された。
4月からの金曜「めざまし8」では谷原とのタッグも楽しみだが、じつはこの2人、水と油とは言わないまでも、過去に危険な化学反応を起こしていた。
21年7月放送の同番組で、新型コロナの感染拡大防止について特集したときのことだ。トラウデンは「ワクチン接種が進むしかない」とコメントしたのだが、それに対し谷原はワクチン接種が進んでいないことについて、「何か対策が必要だと思いますが、どうされるべきだと思いますか？」と質問。するとトラウデンは「対策？ 私に聞かないでください。わからないです、さすがに」と絶句し、苦笑いしたのだった。
谷原の質問に無理があったのか、トラウンデンの対応が素っ気なさ過ぎたのか判断は難しいところだが、このとき2人の間には微妙な空気が流れたのは事実である。
「トラウデンがMCになることで、谷原との掛け合いも増えると思います。谷原といえば、同番組では“迷コメント”を毎回のように発することで知られています。おかしな発言をした谷原をトラウデンがスルーしたり、否定したりするシーンが出てくる可能性も大でしょう。また、トラウデンの知的なコメントに谷原が謎の突っ込みをするケースもありそうです」（テレビ誌ライター）
4月からの金曜「めざまし8」の危険な化学反応が楽しみだ。
（石田英明）
