連日のようにテレビで取り上げられる吉本興業・岡本昭彦社長による、所属タレントの闇営業についての謝罪会見。「今回、反社会的勢力からタレントが金品を受け取ってしまったことに関しまして、事務所を代表しまして深くお詫び申し上げます」と述べ、契約を解消した雨上がり決死隊・宮迫博之と謹慎処分中のロンドンブーツ1号2号・田村亮が個人で会見したことについて「ああいう記者会見させてしまったことに関しまして、2人に対して深くおわび申し上げます」と、処分を撤回する意向を示した。
「今回の件では、極楽とんぼの加藤浩次は自身が司会を務める番組『スッキリ』(日本テレビ系)で、『(会長の)大崎さんと(社長の)岡本さんを怖がっている。この体制が続くなら俺は辞める』と宣言。しかし、結果は2人が『50%の減俸を1年間続けることとします』とコメント。辞任しない意向を示しました」(スポーツ紙記者)
この会見が世間では“グダグダだった”と大不評。まだまだこの問題は、収まりそうにない。そんな中、お笑いコンビのナイツが、7月23日に京セラドーム大阪で行われた巨人対ヤクルト戦の試合前に、“吉本いじり”の漫才を披露した。
「ナイツの塙宣之が巨人の若き主砲・岡本和真内野手とからめて『今日の岡本に注目しています。昨日会見はグダグダだったから』と切り出し、土屋伸之が『岡本違いだろ』とつっこむ。さらに『岡本は来年の年俸が半額になったから』『それ社長の方だよ』とブラックジョークを連発。場内を大いに沸かせました」(前出・スポーツ紙記者)
この絶妙漫才にネットでは《ナイツはうまいね》《ナイツ、攻めたな。笑》と絶賛。《毒の中にも愛が垣間見える》との意見も寄せられた。際どいネタで大観衆を唸らせたナイツだが、彼らの“スキャンダル芸”には定評がある。
「2009年に法律違反の薬物所持・使用の疑いで逮捕された酒井法子も彼らのネタに。2011年に放送された番組『THE MANZAI 2011』(フジテレビ系)では、『生放送ですからね。ピー入れますけどね、のり“ピー”』と、酒井の愛称を連呼。さらに『ドラマのヒロインとして活躍』の“ヒ”を“へ”と言ったり、『ひとつやらかした(ひとつ屋根の下)』など、酒井が出演したドラマのタイトルにかぶせたネタを披露して爆笑を取りました」(芸能記者)
「時事ネタいじりの天才」とまで評されるナイツ。2人にとって、今回の騒動はオイシすぎた!?
(窪田史朗)