「庶民感覚で腹立たしい」議員会館の家賃値下げに激怒した玉川徹氏に違和感の声

 テレビ朝日職員の玉川徹氏が3月2日、情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(同局系)に出演。〝趣味〟だと明かした不動産で持論を展開した。

 番組では、不動産情報サイト「SUUMO」が発表した首都圏の「住みたい街ランキング」で東京・新宿が5位に躍進したことに注目。郊外から都心回帰の傾向があり、アミューズメント施設なども充実していることが、シングル男性を中心に人気を押し上げた要因となったようだ。

 新宿周辺の人気が急上昇したことについて、玉川氏は「新宿駅というと歌舞伎町という感じがあって……。僕、若い頃、わざわざ郊外に住んでいました」とピンときていない様子だったが、「ちょっとわからないけど、僕、不動産が趣味なので、なるほどと思っています。勉強できるところがある」と告白した。

 また、都心部のマンション価格が高騰しているにもかかわらず、議員宿舎の家賃が値下げされ、2LDKの部屋が月約9万円になったことには「庶民からすると、肌感覚で腹立たしい」と怒りをあらわにした。

 玉川氏だけでなく、多くの国民は議員宿舎の値下げを快く思っていないだろう。ただ、玉川氏が自身を〝庶民〟と表現したことに違和感もある。

 2022年12月配信の「NEWSポストセブン」が、玉川氏の年収は最低でも2000万円近いと報じた。国税庁によると、日本人男性の平均年収は567万円。庶民のはるか上を行く金額を稼いでいた。しかも住んでいるところも……。

「都内の高級タワーマンションです。22年10月配信の『現代ビジネス』が、事実誤認発言によって退職の噂が流れた玉川氏に取材を試みました。同メディアは玉川氏の自宅を訪れましたが、そこが都内の高級タワーマンションだったのです」(週刊誌記者)

 番組では、東京五輪以降、下落するといわれていたマンション価格が下がらないことに激昂した玉川氏。趣味の不動産で、価格が下がったら購入を予定していた物件があったのかもしれない。

(石田英明)

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