NHKは2月22日、2024年度前期の連続テレビ小説のヒロインを女優の伊藤沙莉が務めることを発表した。タイトルは「虎に翼」。日本初の女性弁護士・三淵嘉子さんをモデルにした物語だ。
伊藤は1994年生まれの28歳。これまで「この世界の片隅に」(TBS系)、「これは経費で落ちません!」(NHK)、「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)など多数の話題作に出演。映画でも活躍し、21年に「劇場」「十二単衣を着た悪魔」「ホテルローヤル」などの演技が評価され、ブルーリボン賞の助演女優賞に輝いた。
20代の若さにして実力派としての評価を勝ち得た伊藤。24年の朝ドラでの演技にまったく不安はないが、プライベートで気がかりな点が……。
伊藤は22年4月、劇作家で脚本家の蓬莱竜太氏との熱愛が「フライデーデジタル」によって報じられた。2人は21年6月に蓬莱氏が手がけた舞台で急接近し、交際がスタート。蓬莱氏が伊藤より18歳上ということも注目を集めた。だが、それ以上に注目を集めたのは、熱愛発覚直後に「文春オンライン」が、蓬莱氏の二股疑惑をスクープしたことだ。相手は伊藤と同年齢の女優。蓬莱氏は一緒に食事をした後、その女優宅に消えたという。同誌の直撃に蓬莱氏は男女の関係は否定している。
伊藤はご立腹と思われたが、意外な反応を見せた。蓬莱氏の二股疑惑報道の直後、伊藤はツイッターで「何より蓬莱竜太さんを知っています」「(私は)可哀想でも被害者でもなんでもないです」などと、何の問題もないことを強調したのだ。今も蓬莱氏との関係が順調であることを祈りたいが、心配のタネでもある。
「朝ドラのヒロインは恋愛スキャンダルが〝御法度〟といわれています。NHKはヒロインのスキャンダルを極端に嫌っています。以前は、ヒロイン候補は家族関係や異性関係など身辺を調査され、それも審査に含まれるというのが定説でした。近年は以前ほど厳格な審査はないそうですが、ヒロイン決定後は品行方正な生活を求められることは間違いありません。19年の朝ドラ『スカーレット』でヒロインを演じた戸田恵梨香はクランクイン前、交際していた俳優の成田凌と破局しましたが、これも朝ドラ出演が背景にあったと見られています。伊藤は自分自身がしっかりしていても、予期せぬところからスキャンダルが降りかからないか、内心では心配しているのではないでしょうか。もっともクランクイン前に伊藤と蓬莱氏が正式にゴールインすれば、何の問題も起こらないはずです」(芸能記者)
朝ドラのストーリーも気になるが、伊藤と蓬莱氏の今後にも注目だ。
(石田英明)