サッカーW杯カタール大会でのブレイク以降、留まるところを知らないプレミアリーグ・ブライトンに所属する三笘薫選手の躍進。
現地29日(日本時間30日)に行われたFAカップ4回戦のリヴァプール戦では1‐1で迎えた終了間際の後半アディショナルタイムに劇的ゴール決めた。逆サイドから味方の山なりクロスを受けた三笘選手はシュートを打つと見せかけ右足でボールちょんと浮かせ、瞬時に相手マークを外すとそのままボールが落下する前にシュート。見事にネットに突き刺さり、本人もチームも観客も大歓喜の決勝点となった。
この「ダブルタッチゴール」はすぐさま英国中に拡散され、「リヴァプールから全てを奪った神ゴール」と称賛されるや、その衝撃は世界中に波及した。
「日本国内でも『三笘がまたやった』『もの凄いゴール』などと投稿されて、たちまちツイッターのトレンド上位に。その勢いはイングランドと日本だけでなく、サッカーの盛んなスペイン、アルゼンチンでも『MITOMA』がトレンド1位、フランスやブラジルでもトレンドの5位以内に入ったんです。しかも、サッカー大国ではないアメリカでも『MITOMA』が1位に。サッカーファンがツイート好きなのは全世界共通ですが、ワールドカップでもないFA杯の1本のシュートで全米1位というのは本当にすごい。世界のスーパープレーヤーの仲間入りといっても過言ではないでしょう」(スポーツライター)
ワールドカップの「奇跡の1ミリ」以降も、MITOMAの名前は世界の津々浦々に拡散中。今回の世界中でのトレンド入りに「OHTANIよりMITOMAのほうが世界でメジャーになった」というサッカーファンのドヤ顔的意見も見受けられる。
現地イギリスでは、韓国代表のソン・フンミン級のヒーローになりうる逸材という声もある。日本が世界に誇るスーパースターに刻一刻と近づいている。
(飯野さつき)