滋賀県大津市にある銭湯「都湯-ZEZE-」が、Twitterの公式アカウントでサウナの温度を140℃以上にするという「いたずら被害」に遭ったことを報告した。同施設は悪質な営業妨害として警察に被害届を提出したという。
「都湯-ZEZE-」は10月15日、「本日21時〜22時に来店された男性のお客様がサウナ室の温度セットを勝手に触り男女とも140℃以上にするという前代未聞の悪戯をされました。その時間いらした方には大変ご迷惑をお掛けしました。現在入口防犯カメラの映像をもとに被害状況を確認しています」と公式アカウントで投稿。サウナの140℃はやけどを引き起こす可能性のある非常に悪質ないたずらであることから、この投稿には4万以上の「いいね!」が付くなどネット上に拡散した。
このニュースが報じられるや、サウナ好きとしても知られるサバンナの高橋茂雄は自身のTwitterに「こんなヤバいやつは、いくらサウナに入ってもととのわないだろ!この人が行く施設、全部たまたま定休日やったらいいのに!」と投稿。糾弾する声も少なくないが、一方で《そんな誰でも簡単に触れる場所に温度の操作盤を置く店側にも問題があるのでは》《誰でも触れる状態であったとすれば、起きるべくして起きたという気もする。店は対策をしておくべきだのでは》といった疑問の声も多く見られた。
「今年8月には静岡県賀茂郡にある体験型動物園『iZOO』で、動物のために28℃に設定しているはずのエアコンを『お客さんが勝手に操作して最低温度の18℃にされる事態が頻発しています』と館長がTwitterで報告したところ、ここでも《施設側の対応が甘かっただけでは?》と逆に批判を受けた例もあります。もちろん、こうしたいたずらや身勝手な行動を取る客は許されませんが、店や施設被害に遭わないための対策は必要だと思います」(フリージャーナリスト)
なお、都湯-ZEZE-はネット上の声を受け「都湯は古い施設が故だと思うのですが、昭和改修時(もしくは平成初期)頃より男湯脱衣場にサウナ温度制御盤が何故かあります。今まで何年もの間イタズラされた事なかった事、素人では大抵わからないであろう操作方法を蔑ろにしていた為今回起こったので、現在再犯防止の為工事見積もり中、来週には」と対策を講じることを明らかにしている。
(小林洋三)