今年大みそか放送の「第73回NHK紅白歌合戦」(NHK)の司会に決定した女優の橋本環奈。紅組司会は朝ドラや大河ドラマに出演するなど、NHKへの貢献度が高い女優が選ばれることが多い。橋本はNHKでの出演は多くなく、異例の抜擢となった。自身もツイッターで「そもそも何で私なんだろう」と綴ったほどだが、意外な理由が隠されていた可能性が出てきた。
10月18日発売の「女性自身」が、NHKは2年後の〝朝ドラヒロイン〟を想定し、橋本と関係強化を図るために「紅白」の司会に抜擢したと報じた。NHKは独自に〝朝ドラのヒロインをやってほしい女優〟のアンケートを実施。その結果、橋本が断トツの1位になったことが「紅白」司会のオファーにつながったという。
NHKとしては、「紅白」司会という大役を任せ、2年後の朝ドラヒロインの土壌をつくっておきたかったのかもしれない。橋本は今年、7月公開の映画「キングダム2 遥かなる大地へ」に出演し、公開中の映画「カラダ探し」では主演を務めている。CMも引く手あまたで、21年は全タレントでトップとなる20社のテレビCMに起用された。ツイッターはフォロワー数が427万人を超える。若い世代からの支持が多く、「紅白」はもちろん、朝ドラでも起用したいというのがNHKの本音だろう。
「紅白」で勢いをつけ、2年後の朝ドラに弾みをつけたいところだが‥‥。
「朝ドラファンの中には橋本起用の報道に首をかしげる向きもあります。曰く『朝ドラのヒロインはオーディションで選ぶのが王道ではないのか』『人気絶頂の女優よりもフレッシュな役者がいい』というものです。確かに朝ドラは若手女優の登竜門と言われ、オーディションにより新人がヒロインを射止めてきました。能年玲奈(のん)や土屋太鳳、高畑充希、波瑠、芳根京子、葵わかな、永野芽衣、上白石萌音、福原遥らもオーディションで選ばれていますが、近年はNHKからオファーをするケースも増えているといいます。人気絶頂の橋本環奈で若い世代の視聴者を取り込みたいという思惑だったかもしれませんが、この状況だと裏目に出る恐れもありますね」(テレビ誌ライター)
もし朝ドラのヒロインに選ばれたとしたら、下馬評を覆してほしいものだ。
(石田英明)