「ヘルプマーク」に酷似!?椎名林檎アルバムグッズが物議を醸した理由

 11月末に発売を予定している、シンガーソングライター・椎名林檎のオフィシャル・リミックスアルバム「百薬の長」の関連グッズが、「ヘルプマーク」「赤十字マーク」に酷似しているとSNS上で指摘の声があがっている。

 問題とされているのは同盤の限定商品である「UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤」に付属する特典グッズの「諸々券ケース(アクリル・カードケース)」と「夢語りマスク(マスク+マスクケース・セット)」のデザインだ。それぞれ、赤地に白い十字マーク、白地に赤い十字マークがデザインされており、「ヘルプマーク」「赤十字マーク」に酷似している。

「諸々券ケース」に至っては、キーホルダー状になっているため、購入者がカバンや持ち物などに吊るし、身につける事が想定できる。使用状況まで「ヘルプマーク」に近いデザインの為、ネット上では《このグッズ付けている人いたらかなり紛らわしいと思う。本当に助けが必要な人達からしたら大迷惑》《ヘルプマーク所持者からしたら、良い気しません》《パロディしていいものじゃないでしょ…》と、批判の声があがってしまった。

 これを受けてか、同アルバムの特設サイトには10日までに「11月30日発売の椎名林檎のオフィシャル・リミックスアルバム『百薬の長』【UNIVERSAL MUSIC STORE限定版】に付属する特典グッズに関しまして、多くの皆さまから頂きましたご意見を踏まえ、弊社内で協議しております」というコメントが掲載された。しかし、騒動となってから2日が経過した上で「協議中」というコメントだけが出たことに対し《ヘルプマークのパロディを不快に感じた人も多いし、まずは謝罪したほうが良いのでは?》《初動遅すぎるし、協議の余地もないと思う》と、より不信感を募らせた人もいる。

 影響力の高い人気アーティストだからこそ、慎重な配慮が必要そうだ。

(浜野ふみ)

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