「いきなり!ステーキ」業績急降下の原因はまさかの“共食い”だった!

「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーフードサービスは6月28日、2019年1〜6月期の連結業績予想を下方修正すると発表した。

 売上高は当初の予想よりも72億円減の349億円になる見通しで、1〜12月の通期では171億円減の764億円にまで落ち込むという。
 
「ペッパーフードサービスの説明によれば、修正の理由がまさかの『いきなり!ステーキの店舗同士の競合などの影響』。そのため2019年度の出店計画を210店舗から115店舗に見直すことも明らかにしており、つまりは出店攻勢をかけすぎて同じ地域でかち合い、売上が伸びなかったというのです」(経済部記者)

 これにネットでは《まさに共食いか》《マーケティング部門大丈夫なのか?》《出店計画を半分にするって、場所を考えてやらないと同じことを繰り返す》など、驚きとともに皮肉の声があがっている。
 
「『いきなり!ステーキ』はアメリカでの店舗閉鎖から赤字に転落し、コースメニューやカレーメニュー、牡蠣メニューの投入など迷走ぶりが話題となっていました。出店数を減らすとのことですが、その度合いについても試行錯誤が続きそうな気配です」(経済ジャーナリスト)

 今後の“いきなり業績回復”に期待したい。

(小林洋三)

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