巨人の主力として活躍した、岡崎郁氏のYouTubeチャンネル〈アスリートアカデミア【岡崎郁 公式チャンネル】〉に、プロ野球選手として主に西武で活躍し、オリックスで監督も務めた石毛宏典氏が出演(7月26日)。
石毛氏の駒澤大学時代の3つ先輩に、元巨人の中畑清氏がいた。中畑氏と同部屋となり、部屋子となった石毛氏には、当然のことながら先輩が寝るまで部屋子は寝てはいけないといったルールがあったそうなのだが、
「オレは案外図太いとは言わないけど、鈍感なんだよね。気遣いは出来るタイプだとは思うんだけど、どうでもいいことはどうでも良くて…。それが多分、長く野球界で生きてこられたものかなと思ってるんだけどね」
こう野球人生を振り返った。
「プロ野球選手になる人って、だいたいそういう感じなんじゃないですか。あんまり人のことを気にするボクみたいなタイプは大成しなくて、そういう人たちが大成して名を残すんですよ、プロの世界って。良い選手、名を残した選手で、気遣いの塊です…みたいな人を知ってますか?」
こう岡崎氏が投げた質問に、石毛氏が、
「王(貞治)さんは?」
「王さんは…王さんはそうでした。すみませんでした!」
と岡崎氏が頭を下げて、石毛氏の笑いを誘うひと幕があった。両氏の掛け合いで、王氏のすばらしい人間性が改めてクローズアップされたのだった。
(ユーチューブライター・所ひで)