「モーニングショー」石原良純の不用意発言が大炎上!「水不足に慣れている」

 専門家が道路渋滞で生放送に遅刻するハプニングが発生するも、「若干天気に詳しいオジサン」としてワンポイントで代役を務めたタレントの石原良純。だが、不用意な発言で一部地域の住民から怒りを買ってしまったようだ。

 6月27日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で取り上げたのは猛暑と水不足。専門家である東京都立大の三上岳彦客員教授が解説を務める予定だったのだが、MCの羽鳥慎一は「渋滞に巻き込まれてしまいまして、若干遅れております。途中でいらっしゃってくれるということなので」と石原良純に話を振ると、ドヤ顔で「ま、わかる範囲で」と答えていた。

 その後、三上氏が無事に到着し、ラニーニャ現象と猛暑の関係、世界各地の熱波について解説。さらに日本では梅雨が早く明けてしまったことで、福岡県では深刻な水不足に陥っている現状が伝えられた。羽鳥アナは「去年10月から福岡県は雨が少ない傾向」「梅雨時期でもあまり雨が降っておらず貯水量増には至ってない」という福岡県水資源対策課のコメントを紹介。油木ダムの貯水率はわずか18%台で、供給先である福岡県の行橋市、苅田町では広報車で節水を呼び掛けたり、学校のプール開きを延期するなどして対策を取っているという。

 番組では苅田町の中学校教師の「おととしと去年はコロナで中止、3年生は入学して一度もプールの授業ができていない」という嘆きの声を紹介。これに石原良純は「福岡県の現象というよりも、ここはどっちかと言うと、瀬戸内なんですよ」と瀬戸内海を東側に臨む京築地域であることを指摘し、「九州から国東半島あたりの瀬戸内、それから行橋って、そこは顕著に雨量が少ない。もとから雨量は少ない。だけど問題は関東圏とかね。人口の多いところのほうが切実に(水不足が)出てくると思いますね」と大都市部での水不足を懸念。さらに、京築地域や瀬戸内地方が記された地図を指さして「比較的慣れてるんですよ、そういう水不足に」と、取り上げた地域の住民が渇水状況に耐性があるかのように語った。

 羽鳥アナは「とは言ってもね。大変ですから、この地域」とフォローを入れたものの、ネット上では、《水の供給は死活問題。慣れるわけないだろ》《小学校でもプールできないのに全国放送でよくそんなこと言えるな》《慣れてるから水不足でも大丈夫ってことか?》などと批判が殺到して炎上する事態に…。

 気象予報士としての知識はあっても、毎年のように水不足に悩む瀬戸内地方の住民には理解が足りなかったようだ。

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