6月7日、笑福亭鶴瓶とゲストが〈台本なし、打ち合わせなし〉の状態で即興芝居を行う舞台「スジナシシアターVol.15 2日目〜笑福亭鶴瓶×田中圭」(TBS系)のテレビ放送が行われた。同舞台の内容が、観客や視聴者の間で物議を醸している。
「『スジナシ』は、上演前に観客の中から効果音係を募集し、その選ばれた人が本番中、好きなタイミングで様々な音を鳴らすことができます。田中がゲストで登場した回も、観客の1人が効果音を担当したのですが、大役で張り切りすぎたのか、必要以上に女性の悲鳴や猫の鳴き声などを連発。舞台上には、『キャーー!』『にゃーー!』という音声が唐突に何度も流れ、鶴瓶と田中の演技が一部、途切れる事態となったのです」(芸能記者)
そんなカオスな状況でも、何とか対応し最後まで演じきった鶴瓶と田中。だが上演後、ネットでは、今回の効果音に対し「2人の演技は素晴らしかっただけに、暴走した観客が残念」「よりによって田中君の出演回でこんなことが起こるなんて…」「あの観客はスジナシを見たことがあるの!?」などと非難轟々に。
さらに演者の鶴瓶までもが、上演後のラジオで怒りをぶちまけたという。
「6月5日に放送されたラジオ番組『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』にて、鶴瓶が田中との『スジナシ』を振り返る場面がありました。その中で、観客が効果音を連発した件について、『腹立ったわぁ、ほんまに。そんなん、間も何も崩れるやんか』『(上演中)俺、ずっとイラッとしてた。(観客の元に)もう言ったろかなと思ってた。上まであがって』と、激怒していたことを明かしたんです。また、その観客を効果音係に選んだのはアシスタントの中井美穂アナだったそうで、『あんなん選んでしまった中井美穂をずっと責めましたよ! 誰が選んだんやって!』と、上演後のやり取りも告白。ただ、鶴瓶が中井アナに詳細を聞いたところ、彼女も上演中、『もうダメ、押しちゃダメ』と暴走して効果音ボタンを押しまくる観客を隣で必死に諭したようですが、結局止められなかったのだとか」(前出・芸能記者)
何が起こるのがわからないところが「スジナシ」の醍醐味とも言えるが、今回は行き過ぎた観客の行動があったため、鶴瓶も苦言を呈したようだ。