「これがフジテレビだなって、思いますよね」。4月3日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演した元NHKでフリーアナウンサーの神田愛花が、上から目線で言い放った。
番組では4月1日から18歳に引き下げられた成人年齢をテーマにトークを展開。その流れで同局の渡邊渚アナが「私、いまだに実家暮らしで親に携帯代、払ってもらっている身なので」と告白。月6万5000円の生活費を納めているらしいが、携帯電話の料金を把握していないことを明かすと、神田の口から出たのが冒頭の言葉。続けて「私がNHKにいたときは、新聞は会社に行けばあるのに、ちゃんと自分でお金を払って新聞とれとか、自分でお金を払えとか、とにかく先輩に言われる」と、NHK時代の経験を振り返った。
フジは甘く、NHKは厳しく育てられたと言わんばかりの神田。なるほど、渡邊アナの言動を見ると、ゆるめに教育された感もあった。3月7日放送の「ネプリーグSP」(同局系)に出演した際、「北条政子の異名は?」というクイズに1人だけ答えられず(正解は尼将軍)。歴史は苦手なのかと聞かれると「はい、右から左に受け流しちゃうタイプで」と全く興味がない様子。名画の名前を答える問題では、ミレーの名作「落穂拾い」を「ゴミ拾い」と珍回答。もともと一般常識に欠けていたうえ、勉強不足が露呈してしまった。
一方、厳しい環境で育てられた元NHKの神田はどうか。
「実は、神田もやらかしていました。2021年12月放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演した際、NHK入局時にまったく漢字が読めず、中1の漢字ドリルからやり直したことを告白。それでも真剣に勉強せず、綱引きを『アミビキ』、東北・関東地方を『ひがしきた関東地方』と信じがたい言い間違いを連発。選挙報道では『公示』を『告示』と読み間違い、報道から外されてしまったそうです。少なくとも神田のNHK時代と今の渡邊アナのレベル差はほとんどないように思えます」(テレビ誌ライター)
甘く育てられても厳しく育てられても、本人次第か。
(石田英明)