本人はそういう意図で言ったつもりはないだろうが…。
人気バラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)の人気コーナー「グルメチキンレース・ゴチになります!」。先月27日から新シーズンとなったが、ナインティナイン・矢部浩之が共演者の千鳥・ノブから悪口を浴びる場面が見られた。
池田エライザと高杉真宙を新メンバーに迎えたこの日、矢部は設定金額よりも400円少ない「ニアピン賞」を獲得し、2位という好成績を収めている。
しかし、矢部が2位ということが発表されると、ノブが冷めた目線を矢部に向けていたこともあり、矢部は「ノブ、にらむなって。先輩を!」と、指摘。この指摘にノブは「めちゃくちゃおもんないっすね」とぶっちゃけ。これには矢部もたまらず「おもんないって言うな!」と返すも、ノブは「スベり倒してますよ」と容赦ない一言を浴びせていた。
「昨シーズンは一度も最下位を取ることなく無難にやり過ごしていることもあって、ノブは結果発表前にも『とにかく負けて欲しいのは矢部さんなんですよね』とコメントしていましたから、あくまで企画的に面白くないという意味でしょう。それでも矢部はこれまで4度のクビを経験して、勝利至上主義という考えが強くなっていますから、料理のチョイスもいたって堅実。また、レギュラー番組である『アウト×デラックス』(フジテレビ系)が今年3月に終了することが決まっており、地上波放送のレギュラー番組は『ぐるナイ』一本だけになりますから、より慎重になるのも無理はありません」(エンタメ誌ライター)
ただ、ノブの悪口が企画的な意味と分かっていながらも、一部では「ノブ、よくぞ言ってくれた」「矢部は勝ちにいかなくていいから、少しでも笑い取ってみろよ」「マジで矢部で笑ったことがない。芸人枠でこの番組に必要か?」など、便乗して矢部を批判する声も多数見受けられている。
「勝つためにやっているという矢部の言い分も分かるのですが、稀にネタを披露したり、ドッキリにかけられたりと面白さを求められる回でもことごとくスベっているイメージが強いですから、番組ファンの中には矢部不要論を唱える人も少なくありません。18年3月に放送された『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の最終回でも、ゲスト出演した松岡修造から、番組における縁の下の力持ちとフォローされながらも、『言ってみれば、一番おもしろなかった!』とディスられていましたからね」(同)
矢部には勝ち続けつつも、適度に笑いを取って欲しいところだ。
(田中康)