芸能人である前に、まずは家族を大切にすることで、タレントイメージを爆上げさせたケースがある。
2014年2月14日、男の子を育てるシングルマザーと結婚したタレントのユージは、23歳の頃に現在の妻と出会い、後の人生を大きく変える出来事に遭遇した。
今年11月17日放送の「グータンヌーボ2」(関西テレビ)にて、ユージは2010年に初めて妻の自宅を訪問した時のエピソードを回想。一目惚れしたユージの猛アプローチもあって、彼女の自宅を訪れることになるも、家に入る寸前に「次のステップに踏み込むなら教えます。覚悟はいいですか?」と告げられ、ユージは「部屋がめっちゃ汚いのかと思った」という。
いざ部屋に入ると、そこには妻が前夫との間にもうけた「6歳の男の子」がおり、ユージは一瞬動揺。ただ、「僕自身が母子家庭で育って、兄弟もいない。彼のその状況が、当時の僕に見えちゃって。0.2秒くらい悩んで、『むしろ彼にとってプラスになるかも』」と考え、その事実をポジティブに受け入れたという。
当初、家を訪れたのは妻との関係を深める為だったが、すぐに「彼との距離を縮める1日にしよう」と切り替え、必死で男の子との遊びに専念。すると、その熱い想いが伝わったのか、ユージが「そろそろ帰ろうかな」と言うと、彼からは「帰ってほしくない」という言葉が帰ってきた。ユージは「実はその日から現在まで一緒に暮らしてます」と明かし、そのまま同棲をスタートさせ、現在の結婚生活に至ったと説明した。
また、ユージと男の子のやり取りを見ていた妻も「すごく喜んでいた」ようで、「『明日もいるよね? 明後日もいるよね?』って言って、今日までずっといる。だから、23歳からは家族と共にある生活ですね」とのこと。
「その後、ユージは妻との間に長女と次女をもうけており、現在も長男を含めた5人家族の仲睦まじい様子をSNSから発信しています。妻、そして連れ子との出会いから、今日に至るまでの感動的な経緯を打ち明けたユージには、ネットから『涙が出ちゃう。優しいね。ホント優しい』『いやぁー素敵な話。ユージさんの心は温かくて美しいよ。男として、それよりもっと大きく人として尊敬します』『23歳の若さでそれをその日から行動できるって素晴らしい』『この世には、血が繋がらなくても幸せな家族ってたくさんいるんだと思います』などといった反応が相次ぎ、父としての姿を称える声がありました」(芸能記者)
過去には、「連れ子」という表現について、「何て言えばいいのか、戸惑うことがある」とし、「妻の“連れ子“って変な言い方だなって。僕の息子なのに。いい言葉がないですよね」と語っていたユージ。これにも「いい事言うねぇ。泣けちゃう」「今まで気付かなかったけど、確かに!」「優しいね」との声があった。
堂々と「僕の息子」と断言する父の姿には、長男も感動したに違いない。
(木村慎吾)