電撃ネットワークに渡辺直美、そしてピース綾部祐二と、海外に活躍の場を広げる日本の芸人は少なくないが、キングオブコント2020王者のジャルジャルも海外公演を行った経験を持つ。
ボケもツッコミもこなす福徳秀介が、12月1日深夜に放送された深夜ラジオ「TOKYO SPEAKEASY」(TOKYO FM)でフランス在住の実業家・ひろゆき氏とトークを繰り広げ、海外公演の裏話を語った。
「ジャルジャル、ネタめちゃめちゃ多いから、もしかしたら海外でウケるネタあるんちゃいますか?」という吉本の社員の提案でイギリス公演を決行。けっして、イギリス在住の日本人ではなく、現地のイギリス人に向けた単独ライブを2年連続で開催し、「それがめちゃめちゃ反応よくて。1年目も2年目も」と手ごたえを感じたという福徳。その勢いでフランスでの単独ライブを開催したのだが…。
「フランスがダメだったんですよ。ヨーロッパじゃないですか。イギリスもフランスも。だからある程度、同じ笑いなんかな…っていう気持ちでは挑んだんですよ」
結果、激スベリとなってしまった福徳に、ひろゆき氏はフランスで開催される「Japan Expo」の来場者約25万人のうち、フランス人の割合は半分以下であると説明し、「英語でネタやったらもうちょっとウケたんじゃないかな」と語った。
「ジャルジャルの有名なコントで福徳が相方の後藤淳平に『おばはん、おばはん、おばはん』と連呼するネタがあるのですが、フランスでは『マダム、マダム、マダム』とフランス語に変換してネタを見せたそう。これにひろゆき氏は『マダム』では『奥様』みたいに上品な感じが強すぎるとダメ出ししていました」(エンタメ誌ライター)
1時間15分ほどの公演で10のネタを披露したジャルジャル。結果、一度も笑いは起きなかったようで、「マジの“無”やったんですよ」と振り返った福徳。下半身に肌着1枚の姿で空気椅子をするというネタでは、「ハミ金するというアクシデントも」と明かして、ひろゆき氏は笑いながら「それでも笑わないの? ハミ金でも笑わないんですか?」と不思議がっていた。
「番組では、福徳がフランスでどんなネタがウケるのか、『なんでやねん』に該当するフランス語は何か、などなどフランス公演でウケるにはどうしたらいいのか、いろいろとアドバイスを求めていました。その口ぶりから、フランスでのリベンジを狙っているのかもしれません」(エンタメ誌ライター)
次なるフランス公演ではひろゆき氏をスーパーバイザーに迎えてみては!?