比嘉愛未が「全部出し切った」と自賛する妖艶写真集の“実用性”やいかに?

「全部出し切った。何も悔いはない。珍しい、そんなふうに思えるのは」

 と女優の比嘉愛未が自画自賛するのは、2022年2月24日に発売する写真集「本心」だ。「大地」「海」「光」「肌」という4つのテーマを軸に、ファンがまだ知らない“ワイルドで情熱的な”比嘉の姿が収められているという。

 公式サイトでも「女優・比嘉愛未のイメージをいい意味で裏切るような一冊に——」と意味ありげに作品内容を紹介。本人も「今に不満があるわけではないけれど、そこからさらに一段ステージを上げていきたい。何かを変えていきたい」と意欲満々。6年ぶりの写真集となるだけに期待はいや増すばかりだ。

 比嘉はこれまで「Clear」(2012年)、「flap」(2016年)と2冊の写真集を発売している。レビューを見ると、「Clear」では「スタイルが良くて、かわいいです」と評価される一方、「写真集を出すには体が細すぎる。水着姿を楽しむというより逆に気の毒になった」と期待はずれだったという声も。また、胸は〝ギリBカップ〟と評されていた。

 では、「flap」はどうか。「美人さんです」と顔は高評価だが、「中途半端な見せ方」などと厳しい意見もチラホラ。水着のショットについては「前作よりも頑張っているが、時すでに遅し」などと切り捨てるレビューもあった。

 比嘉は今年、ドラマ「推しの王子様」(フジテレビ系)では、適応障害のために降板した女優・深田恭子の代役で主演を務めた。視聴率こそ振るわなかったが、準備時間が短かったにもかかわらず熱演し、女優としての評価を高めた。また、放送中のドラマ「日本沈没−希望のひと−」(TBS系)にも、主演・小栗旬の妻役で出演。高視聴率ドラマに巧みな演技で貢献している。

「今年は女優として大きく成長した比嘉が『何かを変えていきたい』という写真集だけに、ファンの期待は高まるばかりです。しかし、前2作の写真集のレビューを見る限りは〝実用性〟を求めるファンを満足させることは難しいかもしれません。ただ今回、撮影を担当するのは写真家の藤代冥砂氏です。藤代氏といえば『月刊 井川遥』や『月刊 真木よう子』に代表されるように、肌から立ちのぼるような女性の艶気をすくいとる名手。かつては実用性に乏しいと評価された比嘉のボディを、藤代氏がどう表現するか、そこが大きなポイントになりそうです」(グラビア誌編集者)
 
 いい意味で裏切られることを期待したい。

(石田英明)

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