00年代中盤、「ヒロシです…」のフレーズでブレイクしたピン芸人のヒロシ。その後、長い低迷期に突入するも趣味のアウトドア生活の様子を公開したYouTubeチャンネルが大好評で再ブレイク。かつてのような芸人としてではなく、自分ひとりで楽しむソロキャンプの第一人者として脚光を集めている。
だが、一発屋芸人の称号返上に喜んでいると思いきや、今の状況に本人は不満を持っているというのだ。
10月18日放送のラジオ「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(ニッポン放送)にゲスト出演した際、「キャンプが嫌いになった」と語っている。そのうえで「前は楽しかったんですけど……」と当初は趣味の延長線だったことを認めつつも、「もうキツい」と本音を吐露。それでもキャンプ関連の仕事のオファーは数多く舞い込んでくるため、ビジネスに徹してやっているというのが現状のようだ。
「ヒロシさんは近年のソロキャンプブームの牽引役になった人物で、いわばシンボル。本人も最初は喜んでいたようですが、もともと彼はマイペースな人間。仕事になってしまったことで以前のようにソロキャンプを純粋に楽しめなくなり、世間のイメージも保たなければならない。そこにプレッシャーを感じてあのような発言をしたのでは?」(芸能ライター)
番組を盛り上げるためのリップサービスだったかもしれないが、コメント自体は本心でもあったはず。だが、今回の発言は今後の活動に大きな影響を及ぼす可能性があるとか。
「スポンサーのことを考えれば、この発言はマズい。広告での起用を検討していた企業にとっては水を差しかねない一言です。ただ、YouTubeでソロキャンプ動画が人気の芸人は、バイきんぐの西村(瑞樹)さん、あばれる君など他にも何人かいますから、ヒロシさんがキャンプ嫌いになっても代役には困らないでしょう」(同)
ポストヒロシの座を狙うソロキャンプ芸人たちにとっては、チャンスなのかもしれない。