乃木坂・櫻坂・日向坂の「初センター同時期シングル発売」に見るグループの方向性とは?

 8月30日深夜放送の「日向坂で会いましょう」(テレビ東京系)にて、日向坂46の6枚目シングルのフォーメーション発表が行われ、 センターには金村美玖が初抜擢された。

 乃木坂46が9月22日に嘉喜遥香のセンター曲「君に𠮟られた」、櫻坂46が10に田村保乃のセンター曲「流れ弾」をそれぞれリリース。くしくも3グループ全てで「新センター」が誕生することとなった。

 音楽ライターが言う。

「先に音源解禁された櫻坂46の『流れ弾』は、現代のSNS社会を痛烈に批判した、メッセージ性の強い曲となっています。とりわけ、サビに”Lynch Party”(リンチパーティー)というアイドルらしからぬ強い文言が入っていることには驚きました。時期的にNHK紅白歌合戦で披露する可能性も十分にあるでしょうが、もしかするとNHK側から“リンチ”というワードがNG指定されるかもしれません。今回、田村が新センターとなり、森田ひかるがセンターだった時からどのように曲調が変わるのかも注目されていましたが、まさかの過激化。櫻坂46は欅坂46だった時からマジョリティを批判する曲が多かったのですが、それによりメンバーも苦しんだ結果、櫻坂46へとリニューアルとなったはずです。欅坂46時代の『不協和音』では過激な歌詞とダンスで精神や体を壊してしまうメンバーもいましたが、再び過激化していくことで、メンバーはタフなパフォーマンスが要求されそうです」

 一方、対照的に乃木坂46の「君に𠮟られた」は、“明るくて可愛い”を前面に出した曲とダンスとなった。「メッセージ性は弱く、ただただ可愛い印象の楽曲となったことで、一部のファンからは『日向坂っぽい』という意見が聞かれました。確かに、今までの日向坂46はどれも、メッセージ性は弱いが明るくて可愛いという曲ばかりでした。乃木坂46が“日向坂”っぽい曲ならば、今回の日向坂46の新シングルは“日向坂っぽくない”ものになるかもしれません」(アイドル誌ライター)

 3グループほぼ同時のシングルリリース。新センターによりそれぞれがどのような変化を見せるのか。まずは日向坂46の音源公開を楽しみに待ちたい。

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