過熱報道は球場外にも及ぶ。中でも、決定打に乏しく怪しげな情報ばかり渦巻くのが、大谷の恋人の存在だろう。
「ホームゲームの日は、球場と自宅を自家用車で直行・直帰。遠征先でも宿舎に缶ヅメ状態でゲームに没頭しているといいます。それだけに、流言レベル以上の浮いた話が聞こえてこない。ロサンゼルスの日本食スーパーで女性と買い物をしたという目撃情報がありましたが、実際には、通訳の水原一平氏の奥さんと一緒だっただけだとか」(在米ジャーナリスト)
日本でたびたび「噂のカノジョ」として名前が挙がるのは、女子バレーボール元日本代表の狩野舞子(33)だ。ツーショ写真や具体的な証言に乏しいが、
「一部のメディアが狩野の父親に直撃しているんですが、『話せるわけないだろ』『僕の口からは言えない』とどこか含みを持たせるコメントのみで、かえって疑惑を深めてしまいました」(スポーツ紙デスク)
男親では相手が悪い。記者が狩野の実家で姉に話を聞くと、
「全くの事実無根です。後にも先にも付き合ったなんて事実はありませんよ。栄養士さんヅテに仲良くなったというのはメディアが作った話。おそろいのブレスレットをしていたのも、ネットが騒いでるだけですから(笑)」
と、一笑に付すのみ。噂の出所に首をかしげるばかりなのである。
もっとも、スタジアムに詰めかける〝オオタニガールズ〟にも疑惑が浮上している。大谷に振り向いてもらうべく〈結婚してください〉〈先輩気づいて〉と大書されたボードを持つ姿がキャッチされているが、
「毎試合球場に足を運ぶような熱狂的な大谷フリークではありません。球場のスクリーンやテレビ中継のカメラに抜かれたいために掲げているみたい。単純に目立ちたがり屋が多いお国柄なんです。チームや大谷のことをあまり知らずに応援してる女子も多い」(在米ジャーナリスト)
グラウンド外の〝にわかファン〟が話題になるのも、虚実ないまぜのニュースが飛び出すのも、もはやスーパースター、大谷のバリューたる所以か。
*「週刊アサヒ芸能」9月2日号より