「スノーピーク」時価総額“1000億円”突破もキャンプ好きから微妙な声も? 

 8月16日、人気アウトドアメーカーの「スノーピーク」が時価総額で初めて1000億円を突破した。コロナ禍でのレジャーとしてキャンプ人気が高まる中で、アウトドア用品の販売が好調であることが要因とされるが、一方でキャンプ好きからは微妙な声も聞こえてくる。

「スノーピークは12日、2021年12月期の通期連結業績予想(2021年1月1日~12月31日)の純利益を前年同期比71.7%増の18億円になる見込みであると上方修正しました。これは日本のみならず『世界的なキャンプ需要の高まり』によるものだと説明していて、同社の株価は年初1826円だったものが今月16日には約3倍となる5360円にまで跳ね上がっていたのです」(経済ライター)

 ただ、その一方でネット上では《キャンプなんて自己満の世界だから何を買っても自由だけど、それにしてもスノーピークの商品は値段が高すぎると思う》《キャンプ場に行くとスノーピークのキャンプグッズでまとめてる人を見るけど、よくそんなお金があるなと思うわ》《キャンプって自然を楽しむもののはずで、高いグッズを買ってドヤる場所ではない》など厳しい意見も少なくない。

「スノーピークは他のアウトドアブランドより割高感が強いのは確かですが、そもそも意図して高級路線を狙っていますからね。そのぶんデザイン性は高く、質も安物とは断然違いますし、スノーピークの商品を揃えるファンがいるのも納得です。もっと安い商品でも実用性で見れば十分というのもその通りだと思いますが、コロナ禍でキャンパーが増えたことで、キャンプの楽しみ方も多様化しているということだと思います」(キャンプ雑誌ライター)

 スノーピークは、値段は多少高くとも所有してたくなるほど魅力があるということだろう。

(小林洋三)

*写真はイメージ

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