日に日に拡大していくコロナ変異株の猛威。政府は緊急事態宣言の対象地域に7府県を追加することを決定、現在発令されている東京など6都府県についても9月半ばまで延長される見通しだ。そんな中、いま大きな社会問題になっているのは、コロナにかかっても「入院できない」という自宅療養問題。頭では分かっていても、自分がいざ自宅療養になったら「どうすればいいか分からない」という不安が広がっているようだ。
17日に放送されたお昼の情報バラエティ「ひるおび!」(TBS系)は、8月9日から家族のコロナ感染により「自主隔離」でリモート出演を続けていた番組MCの恵俊彰が、スタジオに復帰して2日目。この日のテーマとなった「自宅療養」について自身の体験を説明したのだが、その徹底した家庭内感染対策に視聴者から驚きの声が上がった。
「恵ファミリーでは、感染した家族は完全に部屋に自主隔離させられたようです。驚いたことに連絡もスマホでリモートを徹底して顔を合わせなかったそう。食事は部屋のドア前に起き、それを部屋の中から感染した家族が自ら受け取る。陽性者と間接的に接触するのはすべて奥さまが担当したそうです。その理由は、担当者を決めることで家庭内感染を最小限に抑えられるという考えから。
ほかにも、陽性者が部屋の前に出したゴミ袋は、上から入念にアルコール消毒。また、食器や洗濯ものなども別々に洗う。家族が同じものを絶対に使わないように、全員がマイタオル携帯してそれで手洗いや洗顔などをしていたのだとか。その徹底ぶりに番組に出演した医師も『完ぺきですね』と感心、視聴者からも『勉強になりました』という感嘆から『そこまで?』といった驚きの声も出ていたようです」(女性誌ライター)
実際は洗濯物や食器などは感染者のものといっしょに洗って大丈夫というのが感染対策医の見解。それでもスタジオでは「そこまでできるなら徹底したほうがいい」と恵の対策を称賛していた。
恵ファミリーの、絶対に感染をひろげないという信念が感じられたとともに、一人暮らしの人が感染した場合の大変さが逆に浮き彫りになる内容でもあった。
(山田ここ)