有吉弘行「金はいくらあってもいい」主義なのに副業に手を出さない明快な理由

 お笑い芸人・有吉弘行の〝マネー哲学〟を8月12日の「NEWSポストセブン」が報じた。じつは金銭管理は、まったくと言っていいほどスキがなかった。

 記事によると、2011年に「テレビ出演本数ランキング」で1位を獲得しても外食をほとんどせず、休日には袋入りの日清焼きそばを自分で調理していたとか。高収入にも関わらず、倹約生活をしているおかげか、年間5000万円以上も貯金に回していたという。自著「お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ『生き残りの法則50』」の中では、「金はいくらあっても貯金したほうがいいと思うんです(中略)結局は一生貯めるだけ貯めて遣わないっていう。それが一番心安らぐ人生なんじゃないかなって思うんですよ」と述べていた。

 4月29日放送の「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)では、1カ月の食費は3万円、交通費は7500円、自由に使えるお金は6万円であることを公表。有吉ほどの売れっ子が1カ月の生活費が10万円を切るとは意外だった。

 見事なまでの倹約ぶりだが、〝金はいくらあってもいい〟という考え方なら、副業で収入を増やすことに興味を示したとしてもおかしくない。株式や不動産投資、駐車場経営など、多くの芸能人が副業で収入を得ている。

「不動産投資と収益物件の情報サイト『健美家』で、お笑いタレントのレッド吉田が12年8月掲載のコラムで有吉にアパート経営を勧めた話が掲載されていました。有吉は『僕は芸人のタイプが古いので、芸事以外の事でお金を稼ごうとする芸人は、〝汚れ芸人〟だと思っています』と回答し、レッド吉田の勧めを却下したそうです」(芸能記者)

 リスクをおかさず、芸事だけでお金を稼ぐ有吉。仕事が続く限り、スキはなさそうだ。

(石田英明)

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