大会2日目も注目カードが目白押しだ。金メダル請負集団の柔道界からは、男子66キロ級の阿部一二三(23)とともに「兄妹同日優勝」の快挙を目指す女子52キロ級の阿部詩(うた)が出陣する。
「いつもニコニコ顔で天真爛漫な大和撫子は『本当に強いね』ではもの足りなくて『怪物と呼ばれたい』と公言しています。今年、重量挙げの三宅宏実(35)が、谷亮子(45)に並ぶ『五輪5大会連続出場』となりますが、阿部はまだ21歳。連続出場だけでなく、伊調馨(37)の『4大会連続金メダル』超えも夢ではない」(柔道関係者)
激戦区の女子52キロ級とあってか、これまで日本人の金メダリストは誕生していないが、
「阿部は高校1年のインターハイでまさかの1回戦負けを喫し、大泣きを経験済み。そんな彼女なら、公言どおりの活躍を見せてくれるはず。ここからが『怪物伝説』のスタートです」(スポーツ紙記者)
64年の東京五輪で「東洋の魔女」旋風を巻き起こした、女子バレーボールの世界ランクは7位だ。スポーツライターによれば、
「正直、メダルは厳しい状況です。ただ、華麗な美女アタッカーは育っている。『ワキ美人』の古賀紗理那です。彼女が憧れている木村沙織(34)に胸では負けていても、美肌では見劣りしません」
お家芸の体操界は、エースの村上茉愛(まい)に注目。女子の個人種目で初の金メダルを狙う。
「17年世界選手権の床で金メダルを獲得。武器は床のH難度の大技『シリバス』です。五輪メダリストの池谷幸雄(50)が主宰する体操倶楽部の出身で、愛称は『ゴムまり娘』。子役タレント時代には深田恭子(38)主演のドラマ『ウメ子』(TBS系)にも出演。『ひねり王子』と呼ばれた白井健三(24)との熱愛が報じられたこともあった」(スポーツライター)
148センチの小柄な体がゴムまりのように躍動すれば、ボクシングのフライ級では並木月海(つきみ)がリング狭しと暴れ回る。
「自衛隊体育学校ボクシング班3等陸曹で、ニックネームは『倒し屋』。ミドル級で12年のロンドン五輪を目指した南海キャンディーズのしずちゃん(42)が『ミットを持たせてもらったことがあるけど、体は小さいのにメチャ重いパンチ』とビックリしていたぐらい。中学1年の時に『普通の女の子に戻りたい』と、1年間陸上部に在籍。しかし、もの足りなくて格闘競技に戻ってきた。そうした経験も生きているのでしょう」(スポーツライター)
前半戦の注目株のラストは、フェンシング女子サーブルの江村美咲だ。
「胸部を突くフルーレから斬り技もあるサーブルに転向し、20年のW杯アテネ大会では3位に入賞。欧州勢の牙城を崩すことは容易ではありませんが、クールビューティーと呼ばれる美貌でなら圧倒しています。身長170センチのスレンダーボディで、剣を握るとまさに女王様。その上、3月に中央大法学部を卒業したばかりの才色兼備で、フェンシング界のプロ1号でもある。16年にNTT、18年にJR東日本のCMに出演しているように、美人で人気があります」(スポーツ誌編集者)