元手タダ“家ゴミ→お宝化”計画(32)プレミアが付く小学館学年誌

 ♪ピッカピカの一年生といえば、小学館の学年誌。だが、現在、毎月刊行されているのは「小学一年生」のみで、すでに二~六年生は姿を消してしまっている。
 
 寂しくもあるが、思い出の雑誌を保管している人にとっては朗報だ。その分、昔の学年誌にプレミアがついているのだから‥‥。

 「基本的に特撮モノの特集が掲載された号にプレミア価格がつきます。例えば、71年の『小学一年生』11月号にはウルトラマン新百科『鳴き声怪獣100匹図鑑』という特集記事が載ったのですが、これが3万円前後で取引されています」(都内の古書店主)
 
 他にも、戦隊シリーズの「ゴレンジャー怪人百科」が掲載された「小学二年生」75年11月号は1万6000円の値がついているという。

  一方、学年誌が扱ったのは特撮ヒーローだけでない。店主が続ける。
 
「実際のヒーローを特集した号も高値になりますね。長島茂雄やドリフターズを掲載した『小学四年生』77年1月号などは1万円近い値で取引されています。また、付録もマニアにとっては垂涎もので、『小学四年生』87年2月号についた『ファミコンまるごとブック』は、付録だけでも5000円はしますよ」
 
 子供雑誌は乱暴に読まれることが多く、美品として残っているだけでも高値になる。少年時代の思い出は記憶だけで十分という方は、金に換えるチャンスだ。

マネー