激辛ブームの真打ち?餃子の王将「辛さ激増し野菜たっぷり担々麺」を食レポ!

 新型コロナウイルスの感染拡大により、東京などでは緊急事態宣言が再々延長されるなど巣ごもり生活が長引く中、「有吉ゼミ」(日本テレビ系)や「ペヤング獄激辛やきそば」シリーズの影響もあってグルメ業界では猛烈な激辛ブームが到来している。

 飲食チェーン各社も激辛メニューを続々と投入しているが、ここにきて真打ち登場か。中華料理チェーンの「餃子の王将」が6月1日より“王将史上最辛”を謳う「辛さ激増し 野菜たっぷり担々麺」(税込750円)が期間限定で発売されたので、辛いもの好きでマイデスソースも常備する筆者が、早速食べに行ってみた。

 席に着くと店員のおばちゃんからも「すっごく美味しくてオススメですよ」と猛プッシュされた「辛さ激増し 野菜たっぷり担々麺」を注文。(みんなにオススメしてるということは、それほど辛くないのか?)と思って待っていたら、案の定、提供された商品はまったくもって辛そうに見えない。しかし、たちのぼる湯気の香りをかいでみると、一瞬にしてむせてしまいそうになるほどの刺激臭が。これは生半可なやつじゃないぞ。

 まずはスープからいただいてみると、何これメチャクチャ辛い! 勝浦タンタンメンのような刺すような辛味ではないものの、花椒の痺れるような辛さが口の中にジワーッと広がり、すぐに額に汗がにじむ。これはチェーン店で出すレベルの辛さではない。しかし、徐々に辛さに慣れてくると、練り胡麻のペーストだろうか、甘みもしっかりと感じられて、甘みと辛みのバランスが絶妙で美味い。

 麺は北海道産の小麦を使用した細めのちぢれ麺で風味も良く、しっかりとスープを吸い上げてくれるので、麺をすするたびにしっかりと辛さがやってくる。麺量は決して多くはないが、野菜だけでなくそぼろ肉もかなりたっぷり乗っているので、ボリューム感もそれなりにある。もし麺だけでは物足りないという方は、小ライス(165円)を追加するのがオススメ。麺を食べても野菜やそぼろ肉が底の方に結構残っているので、これをオンザライスしていただくと幸せになるかもしれない。

 さて、「辛さ激増し 野菜たっぷり担々麺」の総評はというと、中本の「北極ラーメン」やペヤングの「獄激辛やきそば」に比べると辛さは劣るものの、辛いものがそれほど得意でない人でも十分食べられ、激辛好きでもしっかりと“辛い!”と思える絶妙なラインをついているのではないだろうか。

 また辛さだけでなく、スープは甘みと旨味をしっかりと感じられるので、担々麺好きからも評価は高いと思う。普通にまた食べたい。さらに、3日からは花椒ラー油を使用した「辛い!冷やし中華」も販売されているので、そちらもぜひ食べてみたい。

(ビートル鈴木)

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