ソニー、映画テーマパーク開設発表も「日本じゃないの?」ガッカリ声

 4月6日、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが、タイに傘下であるコロンビア映画をテーマとした世界初のウォーターパーク「コロンビア・ピクチャーズ・アクアヴァース・タイランド」を10月から段階的にオープンさせると発表。しかしこれにネット上では《なぜ日本じゃなくタイ?》と残念混じりの声が噴出している。

「ウォーターパークは、タイの地元企業のアマゾン・フォールズが所有するテーマパーク『カトゥーンネットワークアマゾン』をリノベーションすることから、年内に開業が可能となったようです。新パークには『メン・イン・ブラック』や『ゴーストバスターズ』『ジュマンジ』といったコロンビア映画の人気作品やキャラクターを題材にしたアトラクションやライドが建設される予定となっています」(エンタメ誌ライター)

 ソニーの発表によれば、同パークはタイの首都バンコクから90分、観光地として人気のパタヤから20分という好アクセスのバンサライに建設され、アフターコロナの観光需要を取り込みたい狙いがあると見られている。

「日本の企業なのにソニー初のテーマパークがなぜ日本ではないのかという声もありますが、アクアヴァースはアマゾン・フォールズが所有・運営し、リノベーション費用も同社が全額支払うというので、ソニー自体は身銭を切ることなく基本的には作品やキャラクターの使用権を貸し出すという形になると見られています。昨年、横浜市の米軍施設跡地にテーマパーク構想が持ち上がった際にソニーがコロンビア映画のテーマパークを建設するのではないかというウワサ程度の話がありましたが、やはり土地を一から整備してアトラクションを建設するとなると莫大な資金が必要となるため、まずはリスクの少ないタイでということだと思います。もし、このパークがタイで大人気となれば、次は日本で、という可能性も出てくるかもしれません」(経済ジャーナリスト)

 ぜひ日本で独自のテーマパークを作ってもらいたいものだ。

(小林洋三)

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