売れたらデカい!?「中古仏壇」高値で落札される傾向とは

 転居時、大量に不要品が出る。その中に、お宝に化けるゴミがあることもわかっている。だが、どうしても仏壇を売ることには、ためらいを感じてしまう。

「信心もありますが、先祖を供養するのに、中古の仏壇を買おうという人は少ないですからね。ただ、売れたらデカいのも事実です」

 と解説するのは、ヤフオクウオッチャー。実際に、高値がつきやすい中古仏壇には特徴と傾向がある。

「都会の住宅事情を考慮した最近のコンパクト仏壇は安値になりがちです。やはり、元値が安いためでしょう。その観点から言うと、東日本でよくみられる紫檀黒檀を使った唐木仏壇よりも、浄土真宗で主流の金箔をあしらった金仏壇のほうが高値で落札される傾向があります」(前出・ヤフオクウオッチャー)

 ある金仏壇は200万円で落札されたことがあるという。ヤフオクウオッチャーが続ける。

「これは長期展示品でした。全面が金箔で覆われた豪華な品物で、故人がまつられていなかったことも高値の理由です。なので、中古仏壇を出品するならば、まつられた故人の魂を抜く『お性根抜き』とか『開眼法要』を済ませているという一言を紹介文に入れるのは必須です。その上で、お鈴などの仏具一式をセットにすれば、落札価格10万円を超えることも‥‥」

 ただし、魂を抜く法要には数万円のお布施が必要。豪華な仏壇ならば利益は見込める。金箔の量で判断するしかなさそうだ。

マネー