「はじめの一歩」が麻雀漫画にシフトチェンジ!? 突然の脱線を危惧する声も…

 1989年に「少年マガジン」で連載が始まり、コミックスは129巻を数える人気ボクシング漫画「はじめの一歩」。ボクシング好きの森川ジョージさんが描くリアルでアツいファイトシーンは、多くの拳闘ファンにも支持されている。

 そんな「はじめの一歩」が迷走しているのではないかと指摘され、今後の展開が不安視されている。

「現在、連載は鷹村守に焦点をあて、彼の次の試合に向かって話が進んでいます。相手のアメリカ人ボクサーが日本に来日したところ、この相手ボクサーが麻雀好きという設定で、日本で試合をする条件として凄腕の雀士と麻雀がしたいというリクエストをして、そこで鴨川ジムのマネジャー・八木晴彦が数合わせで卓を囲むことになりました。以降、ボクシングそっちのけで麻雀のシーンばかり。1月20日に発売された最新号はまるで麻雀マンガです(笑)」(漫画誌編集者)

 森川さんはよほど麻雀を描きたかったのか、八木マネジャーが実は凄腕の雀士だったという設定を新たに加えている。

「急な方向転換の理由は森川先生が麻雀にハマっているからではないでしょうか。趣味を漫画に反映させたわけです。これはもう不安しかありません。そもそも『はじめの一歩』は主人公の幕之内一歩がパンチドランカーで現役を引退するという、少年漫画とは思えない展開で大ブーイングを浴びました。現役復帰を示唆するシーンがあるので読者のほとんどがすぐ現役復帰すると思っていたのに、いまだ復帰していません。以前から『迷走している』と指摘されているのに、いきなり麻雀にシフトチェンジして、熱心なファンからは混迷を深めているとまで言われているんです」(前出・漫画誌編集者)

 今後どうなるのか。麻雀シーンが長く続く可能性も捨てきれない。

「『少年マガジン』にはストーリーの“脱線”を許す土壌があるのも気になります。蛭田達也先生の『コータローまかりとおる!』は学園ラブコメ漫画としてスタートしたのに、その後格闘マンガになり、バンド編まで始まりました。『はじめの一歩』がそうならない保証はありません」(漫画誌ライター)

 長寿漫画「はじめの一歩」が新しい一歩を踏み出した?

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