ASAP、EOBの意味わかりますか?「略語検定」でビジネス用語の理解を深める

 2020年の「新語・流行語大賞」の年間大賞に「3密」が選ばれました。新型コロナの集団感染防止のために避けるべき密閉、密集、密接という3つの密を略したものですが、ふだんの生活で言葉の意味をよく知らずになんとなく使っている略語もあるのでは。

 そこで今回、ご紹介するのは「略語検定」。略語の正式名称や意味を正しく理解できているかどうかを測る検定です。

 それではさっそく、例題を見てみましょう。

〈問1〉「COVID─19」は、「2019年に発生した新型コロナウイルス感染症」という意味で、「COronaVIrus( )2019」の略語ですが、この( )に入る言葉は何でしょうか?【1】Disease、【2】Destruction、【3】Damage、【4】Disasterのうちどれ?

〈問2〉健康診断の結果報告書でよく見る項目で、体重と身長から算出される体格指数のことを「BMI」と表しますが、この正式名称は【1】バイオミメティクス指数、【2】ビーエム指数、【3】ボーンメロウメタスタシス指数、【4】ボディマス指数のうちどれ?

 実際の試験では選択問題や記述問題が出題されます。例題の答えは〈問1〉が【1】、〈問2〉が【4】です。

 検定のランクは4級から1級までの5段階(凖1級含む)に分かれ、受験者は共通試験を受けて、得点に応じて合格級が決まる形式となっています。

 ちなみにちょっとした雑学ですが、よく船などでは遭難信号として「SOS」が用いられますが、実はこれ、何かの略語というわけではないそうです。遭難などの緊急事態において、打ち間違いが少ないモールス符号がたまたまSOSだったとか。よく聞く「Save Our Ship(船を助けて)」などのフレーズは後付けと言われています。

 略語を学ぶメリットといえば、やはりコミュニケーション能力の向上ではないでしょうか。

 例えば、今はやりの「SDGs」(持続可能な開発目標)や、少し前に話題になった「TPP」(環太平洋パートナーシップ協定)などは、ビジネスシーンで話題に上る機会も多いはず。他にも「できるだけ早くに」を表す「ASAP」や、「終業時間までに」という意味の「EOB」といった略語は、ビジネスパーソンが覚えておくべき略語かもしれません。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」とは言うものの、何度も「それ何の意味?」と話の腰を折っていては、相手は不快感を抱く可能性があります。逆に、知らない略語が出てきた際に、知ったかぶりをしたことで、のちのち大きなトラブルに発展するかもしれません。また、発信する側としては、メールを打つ時などに略語を活用すれば時間の短縮につながるでしょう。

 略語があふれる現代社会。「言葉の意味を正しく知ろう」という気持ちを維持するためにも、この検定に挑戦してはどうでしょう。

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鈴木秀明(すずきひであき)/81年生まれ。東京大学理学部、東京大学公共政策大学院を経て資格アドバイザーに。取得資格数は約700。

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