お笑い芸人たちが続々とYouTube参入を果たすなかで、異才を放つのが狩野英孝の公式チャンネル「EIKO!GO!!」だ。ネットウォッチャーが語る。
「狩野が公式チャンネルをアップした当初は、底辺をさまよっている感じだったのですが、4月にホラーゲーム『Dead by Daylight』の実況をしたところ、コントローラーの不具合のためか、狩野さんの意思に反してプレイヤーが斧を振り回す異常事態になり、『勝手に斧振らないで!』と絶叫したんです。すると、そのフレーズが視聴者に大ウケして、なんと『狩野英孝 斧』がTwitterでトレンド入り、そこから他の動画にも注目が集まり、爆発的に再生数が増えていったようです」
そんな同チャンネルで、狩野が2016年に発覚した「6股騒動」を「6(股)じゃなくて8(股)です」と訂正したのは、10月28日のことだった。
投稿された動画は、Wikipediaに書かれている内容を狩野が検証するという企画で、スタッフが代表的な番組や来歴、持ちネタなどの記載事項を読み上げ、本人がその正誤を判定するというものだったが…。
「本人は、テレビに出演するようになり半年間ぐらいはチェックしていたものの、それ以降は見ていなかったのだとか。そして“6股報道”と書かれていた部分について、数字の間違いを指摘。『Wikipediaちゃんとしっかりしてくれよ!』とツッコミを入れたんですが、当時、たしかに複数の女性と交際していたことは間違いないものの、なかには会った事もない人まで『彼女』と名乗り出てきたり、『自称彼女』が続出していたと言いますからね。実際にいくつの股をかけていたかはさておき、“報道”という点では本人が言う“8股”が正しいのでしょう。とはいえ、あえて“〇股”の不名誉な数字を悪いほうに修正申告するとは…」(前出・ネットウォッチャー)
実際、この発言の影響からか、Wikipediaの狩野のページを見ると《自分も付き合っているという女性が次々と告発し、最終的に8股報道となった》と来歴の一部が書き換えられていた。
対してSNS上では、《8人に対してキチンと甲斐性を見せていて当事者が納得しているなら問題がないのでは?》《ここまでしてるのに、ここまで憎めない人いるのだろうか……人の良さ故の人望なのか、生まれ持った天然の才能なのか……》《女の人が寄ってくるのか、英孝ちゃんが寄っていくと落ちちゃうのか、どのみちたくさんの女性に愛されてたんでしょ》といった声が大半を占めた。だがその一方で…。
《加藤紗里を世に出した事は大いに許される事ではないぞ》《加藤紗里が炎上すればするほど「狩野は悪くない」ような気がしてくる…っていうのはある》といったコメントも。
狩野をめぐり、歌手の川本真琴とタレントの加藤紗里が激しいバトルを繰り広げたことは記憶に新しいが、別れてもなお、狩野を引き合いに出し、加藤が知名度を上げていったのはネット民の脳裏にしっかりと焼きついているようだ。
「加藤は狩野と別れたあとのDVD発売記念イベントで、狩野との交際時に言及、『3か月で30回やった』『あれはおサルさん』などと発言し、それをメディアが取り上げたことで、“下品”“売名”といった批判が噴出しました。一方、狩野に対しては逆に同情の声が上がりましたからね。ただ、狩野にとって加藤の言動が追い風になったという見方も出来るし、相変わらず女性にモテることは間違いないので、またエライ目に遭うことは間違いない。そんな危なっかしいところが、何を言っても憎まれない魅力なのかもしれませんね」(女性誌記者)
生き馬の目を抜く芸能界。しかも第七世代が台頭するお笑いの世界で、しぶとく生きるすべを持つ狩野。お笑い芸人からのユーチューバー転身組も、そんな彼のしたたかさを学ぶべきだろう。
(灯倫太郎)