「たすけて…」亀梨主演ホラーに謎の声!映画史に残る“怪奇現象”を禁断公開

「たすけて…」

 劇場で聞こえるはずのない声を耳にしたのは1人や2人ではないという。

「ネットでも映画を見に行った複数の人たちが『確かに聞こえる』『あのシーンであのセリフはおかしい』『中年男性の声だよね』といった報告をしているんです。自分は全く聞こえませんでしたが、霊感の強い人には聞こえているのかも……」(映画ライター)

 幽霊と思しき謎の声が話題になっているのは、現在公開中のJホラー映画「事故物件 恐い間取り」だ。

 この作品は実際にいわくつきの物件に住んでいる“事故物件住みます芸人”こと松原タニシ氏の書籍「事故物件怪談 恐い間取り」を原作としており、

「監督は『リング』や『スマホを落としただけなのに』などを手掛けるJホラーの巨匠・中田秀夫氏。さらに主演は亀梨和也とあって、公開後の初週末の興行収入ランキングは堂々1位。9月9日時点で11億円に達しています」(前出・映画ライター)

 そんな話題の映画でいま囁かれているのが、冒頭で触れた“幽霊の声”だというのだ。

「問題のシーンは、主人公のヤマメ(亀梨)が著書のサイン会をしているシーン。別に怪奇現象が起きるシチュエーションでははないのに、かすかに男性らしき声で『たすけて』と入っているそうです」(前出・映画ライター)

 この“謎の声”がネット上で話題になると、中田監督は「映画のミックスのときに入れてないし、現場でも発してない」と、演出ではないことを明言。謎は深まるばかりだが、実はホラー映画に心霊現象が起こることは少なくない。

「今年公開された『犬鳴村』でも幽霊が映っていると騒がれました。同作では映画のエンドロールで、実在する犬鳴峠や旧犬鳴トンネルをドローンで撮影しているんです。ここは全国的にも有名なガチの心霊スポット。現在、そのトンネルは入り口がブロック塀で閉鎖されているのですが、問題となったシーンでは、その隙間から確かに人らしき顔がこちらを覗き込んでいるのです。封鎖されているので、普通の人は中に入れません。このシーンはある意味、最恐のクライマックスとして映画ファンの間で認知されています。いったいアレは何だったのでしょうか……」(映画マガジン編集者)

 背筋がゾッとする話だ。日本最大の自死の名所と言われる青木ヶ原樹海を舞台にした映画「青木ヶ原」(2013年公開)にも、不可解な心霊現象が囁かれている。

「青木ヶ原で行方不明者を一斉捜索しているシーンで、不意に木の影から白い布を被った人影のようなものが現れるんです。そのサイズの大きさから、スタッフの映り込みにしてはかなり不自然。ほんの1〜2秒ですが、はっきりと映っているので、最初見た時は寒気がしましたね。そうそう、『恐い間取り』の中田監督の出世作でもある『リング』でも、松嶋菜々子演じる主人公がマンションのベランダから室内に戻るシーンで、うっすらとですが人影のようなものが映り込んでいるんです。あの怪奇現象もいまだに解明されていません」(前出・映画マガジン編集者)

 スクリーンで確認される怪奇現象はヒットの前触れなのだろうか。むろん、信じるか信じないかはあなた次第だが……。

(降矢公平)

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