いだてん撮影現場で「シャングリラ」を口ずさんだ森山未來のセンスについて

 芸能界を震撼させたピエール瀧容疑者の逮捕劇。多くの出演作品が撮影シーンをカットするなど、現場が混乱を極める中、なんとも“不謹慎”な出来事が起きた。その張本人はNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」でビートたけし演じる古今亭志ん生の青年時代・美濃部孝蔵役を演じる森山未來だという。

「『週刊女性PRIME』によると逮捕の翌日、撮影現場にピエール瀧の所属事務所社長と幹部が現場に謝罪に来ていた。番組プロデューサー、そしてかつて瀧の事務所で働いていた森山のマネージャーが重苦しい雰囲気で話をしているところへ、なんと森山が『電気グルーヴ』のヒット曲『Shangri-La』のサビを“夢でキスキスキス〜”と歌いながら近寄って来たというのです」(女性誌記者)

「Shangri-La」は、1997年にリリースされた電気グルーヴの代表作。森山は、こともあろうにこの歌を口ずさみながら「何かあったんですか?」と尋ねてきたというのだ。森山は「週刊女性」に対し「意気消沈しているであろう現場の皆さんを少しでも鼓舞できたらと思い、明るくふるまってみたのみです」とメッセージを寄せているのだが…。

「それでなくとも『いだてん』は、裏番組の『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)と『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に押されて青息吐息。3月24日の放送では、両番組とも視聴率16%台に対し、『いだてん』は9.3%と7話連続で1桁台。完全に視聴率を食われています」(テレビ誌記者)

 ピエール瀧の逮捕、さらに追い打ちをかけるような森山の行動だが、ネットの声は「森山さんの気遣い、いいと思います」「ますます森山未來が好きになった」「毎日のようにワイドショーでシャングリラを掛けられるので無意識に歌ってることは私にもある」と、意外と森山に同情的だ。一方で「苦笑というより、カッコつけてみたがスベった印象でちょっと恥ずかしい」「明るく努めようとするのはいいと思うけど、ちょっとセンスが無さすぎでは?」とのツッコミもあった。

 森山未來を推薦したのは、脚本家の宮藤官九郎。今後どのようなスパートを見せてくれるのか。

(窪田史朗)

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