5月25日に3時間SPとして放送された「アイ・アム・冒険少年」（TBS系）において、人気YouTuberでお笑いタレントのフワちゃんのバストの突起部が修正されずにオンエアされるという放送事故が起きた。この日、放送されたのは『脱出島 〜無人島からの脱出対決!!〜』というサバイバル企画。出演者がさまざまなアイデアで作戦を練り、無人島から脱出を試みるというものだった。ハプニングはフワちゃんが魚を獲るため海中を泳いでいるシーンで起きた。フワちゃんの着用していた上半身の水着が下にズレてしまい、バストトップがはみ出てしまったまま、修正されずに全国放送されてしまったのだ。
フワちゃん本人もリアルタイムで番組を視聴しており、問題のシーンに対してTwitterで言及。「でとるやんけ！！！TBSかくせし！！！」と驚いたような反応をみせた。しかしその後、自身の“ポロン事故画像”を掲載し「マドンナよりは出てないからいっか」とツイートをして放送事故を笑いに変える寛容さを見せた。
フワちゃんの一連のツイートはネット上ですぐさま拡散され”神対応”だと話題になり、番組公式Twitterもリツイートして拡散した。しかし、謝罪もせず拡散したTBSに「お前らは面白がっていい立場じゃないだろ！」と視聴者から批判が続出！
《フワちゃん、きっちり訴えたほうがいいよ》《女性への配慮が足りていない、これは笑えません》《放送事故は仕方ないにしても、番組公式Twitterで拡散するのはどういう意味？フワちゃんのキャラを利用して面白がっているとしたら信じられない》などと、フワちゃんの明るいキャラクターにつけこんだ、尊厳を踏みにじる行為だと炎上した。
「この放送事故後のリツイート騒動は、炎上を狙った“あえての対応”と批判され、そもそも問題になった放送事故自体も制作側はハミ出ているに気づいていながら放送したのではないかという憶測が飛び交うほど批判が殺到しています。昨今は放送倫理の順守や出演タレントへのコンプライアンス強化を視聴者は重要視しています。一度テレビで放送されてしまったものは一生ネットなどに画像が残ってしまいますから、フワちゃんを心配するファンが大勢いるのも納得です」（テレビ局関係者）
後日、フワちゃんはTwitterで「見えてるって言ってたやつ、あれガムテープ貼ってるから」と、“ガチ”ではなかったとして、「ややこしいツイートしてごめんすぎ！！！！！」と放送事故ではないことを強調したが、先日のTBSの対応に不信感を抱いたファンからは「TBSに言わされてない？」といった疑念の声が上がった。
放送事故を笑いに変えたフワちゃんの“神対応”とは裏腹に、TBSのデリカシーのなさが露呈した今回の事件。女性タレントの“大事な部分”をオモチャにするバラエティーの制作姿勢を浮き彫りにしたのだった。
（浜野ふみ）
