サガン鳥栖に元スペイン代表DF獲得説浮上もファンは「そこじゃない!」

 また1人、欧州トップクラスのプレーヤーがJリーグへ参戦することになるかもしれない。

 スペインメディア『GOL digital』は3月18日、リーガ・エスパニョーラの名門アトレティコ・マドリードに所属する元スペイン代表DFフアンフランが“日本上陸”を決断する可能性について言及し、今夏にもサガン鳥栖へ移籍するかもしれないと報じた。

 フアンフランといえば、攻守のバランスに優れた総合力の高いタフな右サイドバックプレーヤーであり、過去にはスペイン随一の強豪レアル・マドリードに在籍した経験も持つ実力者で、スペイン代表としては22試合に出場。12日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメントのユヴェントス戦でも先発出場を果たすと、世界最高のストライカーであるFWクリスティアーノ・ロナウドと対峙し、ハイレベルなバトルを繰り広げた。

「現在34歳と年齢による衰えは確かにありますが、逆にいえば30歳を超えた辺りのタイミングでなければ、そもそもJリーグへの勧誘を受けてもらえないという現実もあります。ただし、フアンフランとの交渉を進めていく上で足かせとなり得るのは、今季のサガン鳥栖の調子が決して良好とは言えない点。フアンフランの元同僚で同胞でもあるフェルナンド・トーレスを擁しながら、サガン鳥栖は第4節終了時点で18チーム中15位と低迷しており、まずは1勝3敗という戦績を何とかしなくてはなりません。ネット上でも『最優先して獲るべきはアシストに絡めるボランチ』『鳥栖が必要なのはサイドバックではなくセンターライン』との声があり、補強するポイントがズレているという指摘も多いようです」(スポーツライター)

 また、トーレスを獲得した後とあって、「鳥栖はなぜそんなにお金を持っているのか?」「どこからそんな金がくるんじゃ?」など、潤沢な資金力に驚く反応も出ている。

 もちろんフアンフランを獲得できれば戦力の大幅なアップは間違いないだろうが、まずはスムーズな交渉の邪魔にならないよう、降格圏をさまようことだけは避ける必要がありそうだ。
 
(木村慎吾)

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